
「ロックスター」のモチーフになったのはおそらくシボレー・コルベットのC2型(スティングレイ)。独特なスタイルを持ち、クーペとオープンのボディ、FR駆動方式などを採用した乗車定員2名のモデルだ。このC2のエッセンスを取り込みつつ、僕らが子供の頃に感じていた“クルマに対するワクワク”を、もう一度体験できるデザインに仕上げられた。

参考画像:シボレー・コルベットC2型(スティングレイ)
ベース車両に採用されたのは、マツダ ロードスター。こちらも独特のスタイルを持ち、FR駆動を採用した乗車定員2名のモデル。ただし、エンジンにはコルベット(1963年型)に搭載された最高出力360PSのV8とは全く異なる、最高出力132PSのSKYACTIV-G 1.5が搭載されている。サウンドも乗り心地もコルベットとは別物となるが、現代の道路を静かに走るにはこちらが向いているだろう。メンテナンスも格段に楽だ。

装備も最新のもの
ボディカラーとしては、「ロサンゼルスブルー」「シカゴレッド」「ニューヨークブラック」「シスコオレンジ」「ワシントンホワイト」「アリゾナイエロー」と、すべて米国の都市名が入ったものが用意された。それぞれのカラーと都市には関連性がありそうで、その理由を妄想すると楽しい。例えば、サンフランシスコを本拠にしているMLBのチーム、サンフランシスコジャイアンツのチームカラーの1つはオレンジ。「シスコオレンジ」はこれに由来しているのだろうか?

ボディカラー「シスコオレンジ」

サンフランシスコジャイアンツのオレンジに由来?
ちなみに、ロサンゼルスドジャースのチームカラーは、ご存知「ドジャーブルー」だ。

ボディカラー「ロサンゼルスブルー」
車両本体価格は「S」グレード(6MT)で468万8,200円から。装備が充実した「S Special Package」の6MT車が498万3,800円からで、6EC-AT車が518万3,600円から。インテリアレザーセットなど、豊富なオプションが用意されている。
光岡自動車は特設ページで先行オーダーを受付中。即断はできない価格帯の商品ではあるが、ワクワクするデザインを持ちつつ、アメ車よりもメンテナンスの手間がいらないクルマであることを考えると、検討してみるのも良いかもしれない。「ロックスター」は、購入を検討しているだけでも、ワクワクさせてくれるクルマだ。

どこに、行こうか?