新型BMW 8シリーズクーペが11月9日に販売開始された。美しいデザインと、新開発V8ツイン･ターボ･エンジンによるピュア・スポーツ・パフォーマンスを備えた、BMWクーペの最上級モデル。


エクステリアデザインは、従来のBMWの伝統をふまえつつ、今までにない強烈な存在感を持つものとされた。ボディにはシンプルで精密なキャラクター・ラインが入り、高い造形技術を実感できる。



ルーフ･トップには､往年のレーシング・モデルに採用されてきたダブル・バブル・ルーフ・ラインを採用。8シリーズクーペの個性をさらに際立たせた。


インテリアは、前後方向への意識を強調するように設計されており、乗員の視線が自然と前方へ向かうデザインとされた。


高い操作性を確保するため、スイッチ類はグループ分けされ、運転を妨げない位置に分かりやすく配置されている。


シフト・ノブには透明度が高いクリスタルで作られたクラフテッド・クリスタル・フィニッシュを採用。数字の「8」が浮かび上がる仕様となっている。


インテリアにはその他、ベンチレーション付きのメリノ・レザー・シートや、Harman Kardon製のオーディオ、アンビエント・ライトが標準装備され、高級感のある室内空間とされた。


最高出力390kW（530ps）を発生する新開発のV型8気筒エンジンは、先代エンジン比で出力50kW（68ps）アップを実現した。最大トルクは750 Nm、0-100km/h加速は3.7秒となっている。このエンジンはまた、フラップ制御式スポーツ・エキゾースト・システムによる官能的なサウンドも発生する。


新開発V型8気筒エンジンに組み合わされたのは、8速スポーツ・オートマチック・トランスミッション（ステップトロニック付）。マニュアル操作によるシフト・チェンジ用に、ステアリング・ホイールにはパドル・スイッチが標準装備された。


メーカー希望小売価格は1,714万円。