電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」

「Pedalcycle」は、新しいカテゴリーを創出するかもしれない電動の乗り物。電気自動車と電動アシスト自転車の間を埋める目的で開発された。電動アシスト自転車のパーツを多く利用しているが、4輪で2人乗りができ、ペダルを漕がなくても走るという自動車的な要素も持ち合わせている。

SCREECHERの「Pedalcycle」
電動アシスト自動車?SCREECHERの「Pedalcycle」

電気自動車は従来のクルマ同様、通勤や買い物、子どもの送り迎えなどに使えるが、現状では価格がかなり高い。30万円程度の中古車しか買えない層には手が出ないし、電気自動車にはまだ中古車の数が少ない。一方、電動アシスト自転車は電気自動車よりは価格が安いが、買い物や送り迎えには不便だ。雨の日には走りにくいし、自転車に乗れない人には使えない。

「Pedalcycle」は、電気自動車を買えない人に、新しい選択肢を提供する。米国での予約販売価格は2,500ドル(約28万4,000円)と中古のガソリン自動車程度の価格に設定された。これなら経済的な理由で電気自動車を諦めていた人たちでも購入を検討できる。

SCREECHERの「Pedalcycle」
市販開始後の価格が気になる

ドライブユニットなどは電動アシスト自転車用のもの。それは、LCDディスプレイを見てもわかるだろう。だがスロットルモードが装備されていてペダルを漕がなくても、最長で32キロまでの移動が可能だ。

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
ハンドルやペダル、電動アシストユニットなどは自転車用のもの
ハンドルにはベルも付いている!

移動距離をのばすために、回生ブレーキが搭載されている。また、屋根の上には100Wの大型ソーラーパネルが取り付けられた。天候の良い日であれば、6時間でバッテリーを充電可能だとしている。6時間はちょっと信じられないのだが、これが実現していなくても、いざとなればペダルを漕いで走ることも可能だ。ドライブユニットにはスロットルモードだけでなく、電動アシストモードも装備されている。

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
屋根の上には100Wのソーラーパネル

大人2人が乗れる設計。これにより、子どもの送り迎えが可能となる。後部座席部分には、買い物などを置くこともできるだろう。開発元は「Pedalcycle」のリアにトレーラーを取り付ければ、さらに大きな荷物を持ち運べると述べている。

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
大人2人が搭乗可能

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
トレーラーを取り付ければ、長尺物も運搬可能に

「Pedalcycle」には、「その機能、必要なの?」と思える機能もいくつか装備されている。その一つは4輪駆動システム。これがあればちょっとしたぬかるみはクリアできるというが、「Pedalcycle」の利用シーンでそのような道を走ることはあるのだろうか?

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
非舗装道路も走れるという4WD機能

もう一つの謎機能は、折り畳み機構。比較的簡単に折り畳み/展開が可能だそうだ。とはいえ「Pedalcycle」の重さは54キロ。折り畳んだ状態で運ぶのは、かなり骨が折れそうだ。

電動アシスト自動車(?) 乗り物に新カテゴリーを創出するかもしれないSCREECHERの「Pedalcycle」
ソーラーパネルなどは、取り外して別に運ぶ

開発したのは米国メイン州に本拠を置くSCREECHER。同社は現在、公式サイトで「Pedalcycle」の予約を受け付けている。日本からの購入について同社に問い合わせているが、本稿公開時までに回答を得ることはできなかった。

SCREECHERの「Pedalcycle」
ミニカー扱いになれるか?