トヨタは北米国際自動車ショーで、新型「スープラ」を世界初披露した。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

5代目となる新型スープラは、2002年に生産終了してから17年ぶりの復活。1978年の初代スープラ以来の伝統を継承し、新型でも直列6気筒エンジンを積んだFR車として発売される。さらに新型では、「ホイールベース」「トレッド」「重心高」の3つの基本要素にこだわって開発された。


トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

「ホイールベース」は、2シーターに割り切ることで86よりも100mm短い2,470mmとした。これにより、「ホイールベース」と「トレッド」の比は1.55というトップレベルの数値を達成し、優れた回頭性を実現している。また「重心高」では、86よりもさらに低い重心高とされた。これらに加え前後重量バランスについても、理想とされる50:50の配分を達成している。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

デザインコンセプトは「Condensed Extreme L6 FR "TOYOTA" Sports」。エクステリアはショートホイールベースと大径タイヤによりタイヤの存在を強調するサイドビューパッケージとされた。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

インテリアは上下に薄いインパネと高く幅の広いコンソールによる、典型的なFRスポーツカー空間。シフトバイワイヤ式のシフトレバー、8.8インチTFTメーター、大型フルカラーヘッドアップディスプレイによる、運転席中心でタイトな新世代コクピットレイアウトを採用している。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

エンジンには、直列6気筒のほか、直列4気筒が用意された。このうち直6 3.0Lツインスクロールターボは、最大トルク500N・mをエンジン回転数1,600rpmという低回転で発生。アクセルペダルの操作に応じた思い通りの加速を味わえる。

直列4気筒エンジンでは、チューニングの異なる2つの2.0Lツインスクロールターボが設定された。最高出力190kW(258PS)というハイパフォーマンスエンジンと、145kW(197PS)を発揮するエンジンが用意されている。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

バネ下重量の低減、高い組み付け剛性、精緻な動きを追求して新設計されたサスペンションを搭載(フロント:ダブルジョイントスプリングストラット式、リヤ:マルチリンク式)。一部グレードにはアダプティブバリアブルサスペンションシステムを搭載し、選択中のドライブモードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバー減衰力を最適に制御することで、走りと乗り心地を高次元で両立している。

トヨタ、新型「スープラ」を発表―日本発売は2019年春頃

日本での発売は2019年春頃の予定。