
「Gocycle GX」は、英国Karbon Kineticsによる折り畳み式電動アシスト自転車「Gocycle」シリーズの最新モデル。従来モデルより簡単に、短時間で折り畳み・展開を可能にした。

駐輪場の無いオフィスで便利!
「Gocycle」は、“自転車のデザインは進化を極めた”“ホイールはこれ以上進化しない”という2つの常識に挑戦しているシリーズ。デザインでは、例えばフロントライトに「ライトバルブ(電球)」ではなく「ライトパイプ」を採用するなど、最新技術の導入によって可能になった新しいデザインの採用を継続している。

ホイールでは、「Pitstopwheel(ピットストップ ホイール)」を採用した。これは留め具を跳ね上げるだけで、ホイールを取り外せるという仕組み。これにより、自動車レース中に競技車両がピット内でタイヤ交換をするように、「Gocycle GS」のタイヤを素早く取り外し/取り付け可能になった。



パンクの時にも便利
これまでKarbon Kineticsが発売してきた「Gocycle S」「Gocycle G3」は、この「Pitstopwheel」を活用。前後のホイールを取り外してしまうことで、自転車をコンパクトに折り畳み可能としていた。


今回発表された「Gocycle GX」では、ホイールを取り外しての折り畳み方式ではなく、一般的な自転車に近い方式を採用している。折り畳んだのち、キャリーケースのように自転車を転がして運べるという機構も近頃流行りのものだ。

でも実際これは、便利です
シングルマウント方式の「ピットストップ ホイール」は、「Gocycle GX」の折り畳み機構にも恩恵を与えてくれている。自転車を2つ折りにする際に発生するオーバーヘッドが少ないため、具体的には前輪と後輪のステー同士がぶつからないため、コンパクトに折り畳みが可能となっている。

電動アシスト機構は、いまや欧米では当たり前となった“電動アシストに見えない”タイプ。バッテリーはフレーム内に隠された。このバッテリーは7時間の充電で最長65キロのアシストが可能だ。

モーターはフロントハブ方式。ハブモーターとしては小さく、これも電動アシストに見えない外見の実現に貢献している。

カラーバリエーションは「ホワイト/ブラック」「ブルー」「ブラック」の3色展開。価格は2,800英ポンド(約39万8,000円)から。出荷は2019年4月に予定されている。
