
ポルシェは新型911のオープントップバージョン、「911カレラSカブリオレ」(後輪駆動)「911カレラ4Sカブリオレ」(4輪駆動)の予約受注を2月12日に開始した。

新型911カブリオレは、進化したソフトトップを搭載。ガラス製リアウインドウが装備されたこのソフトトップは、50km/h以下であれば走行中でも開閉が可能だ。新しい油圧装置を採用したことで、ルーフを開く際の所要時間は約12秒に短縮されている。また、電動ウィンドデフレクターが、車内への風の巻き込みを低減する。

ドライブトレインには、両モデルとも最高出力331kW(450PS)、最大トルク530Nmを発生する2,981ccの水平対向6気筒ターボエンジンと、8速PDKの組み合わせが採用された。
後輪駆動である「911カレラSカブリオレ」の0-100km/h加速は3.9秒(スポーツクロノパッケージ仕様車では3.7秒)で、最高速度は306km/hを実現している。4輪駆動の「911カレラ4Sカブリオレ」では、0-100km/h加速は3.8秒(スポーツクロノパッケージ仕様車は3.6秒)で、最高速度は304km/hとなった。

エクステリアデザインは、初期の911を彷彿とさせるもの。45mmワイドになったフロントエンドは、前方に伸びたフロントリッドとフロントウインドウ前部の特徴的なリセスによって、かつての911のようなルックスを復活させている。

ホイールにはフロント20インチ、リア21インチの前後異径サイズが採用された。

インテリアではオリジナルの911同様、全体がフェンダーの高さに仕上げられている。

「911カレラSカブリオレ」の価格は1,891万円で、「911カレラ4Sカブリオレ」は1,997万円。
