スポーティな運動性能とオフロード性能を備えたBMW「F 850 GS」をベースに、よりオフロード性能を高めた新型BMW「F 850 GS Adventure」が2月13日に販売開始された。


最高出力70kW（95ps）、最大トルク92Nmを発揮する853ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載。高いツーリング性能に加え、オフロード性能も兼ね備えたモデルとされた。



長距離かつ悪路でのライディングを想定し、ブリッジ・フレームには深絞り・溶接構造部品を採用。さらに搭載エンジンを荷重支持エレメントとして組込むことで、ねじれ剛性と堅牢性を高めた。



重心位置の改善を図るため、燃料タンクは現行販売モデルと同様に、シートとステアリング・ヘッドの間に配置されている。燃料タンク容量は23リッター。航続距離550キロ（理論値）を実現した。


デザインでは「BMW F 850 GS」をベースに、大型化されたウィンド・シールド、ワイド・エンデューロー・フットレスト、調整式のシフト・レバー/フット・ブレーキ・レバー、エンジン・プロテクション・バー、ステンレス・スチール製ラゲッジ・ラックなどを標準装備としている。


走行モードは、「Rain（レイン）」「Road（ロード）」「Dynamic（ダイナミック）」「Enduro（エンデューロ）」「Enduro Pro」の5つ。BMW Motorrad ABSおよびDTC（ダイナミック・トラクション・コントロール）が標準装備されている。


6.5インチTFTカラーディスプレイを標準装備。ディスプレイではナビゲーション機能を利用できるだけでなく、スマートフォンとBluetoothで接続して通話や音楽再生が可能な「Connectivity（コネクティビティ）を操作可能だ。


メーカー希望小売価格は212万2,000円。

■主な特徴

・90°オフセットされたクランクピンと270/450°の点火間隔が生み出すパワフルで、感情に訴えるサウンド
・頑丈なスチール製ブリッジ・フレーム装備
・倒立式テレスコピック・フォーク、センター・スプリング・ストラット付きの両持ち式アルミニウム製スイングアームを装備


・ABS、DTCを全車標準装備。
・アンチ・ホッピング・クラッチ搭載
・走行状況からサスペンションダンピングを自動調整する、ダイナミックESAをオプション設定
・LEDヘッドライト（ロー／ハイビーム）標準装備
・視認性の高い6.5インチTFTカラーディスプレイを標準装備
・ツーリング性能を高める大型ウィンドスクリーンやハンドプロテクターなどを装備
・シフトアシストProを標準装備
・ETC 2.0車載器を標準装備