BMWのSAV 新型「X5」販売開始

BMWのスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)新型「X5」が2月27日に販売開始された。1999年に登場した初代モデルのコンセプトを継承し、走行性へのこだわりと高い実用性を兼ね備えたモデル。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

第4世代となる新型「X5」では、ドライブトレインには3リッター直列6気筒ディーゼルエンジンと、電子油圧制御式8速ATの組み合わせが採用された。エンジンは最高出力265PS(195kW)、最大トルク620Nmを発揮し、0-100km/h加速は6.5秒を達成している。


BMWのSAV 新型「X5」販売開始

エクステリアでは、先代モデルからはホイール・ベースが40ミリ、全長が25ミリ、全幅が65ミリ、全高が10ミリ大きくなっており、ゆとりある室内スペースと、低重心を強調する存在感あるシルエットが実現された。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

フロントには一体型フレームで縁取られたデザインの大型キドニー・グリルを装備。サイド・ボディには後部ドアから上方に伸び上がるようにプレス・ラインを刻むことで、リヤ・ホイールが強調されている。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

先代モデルに比べて、車両前方の骨格に高張力鋼板をより多く使用し、強度を高めながら約15.5kgの軽量化が実現された。足回りにはスチール製のサスペンションが採用されている。

M Sportモデルでは、オプションとして4輪アダプティブ・エア・サスペンションが導入された。各ホイールに設置されたセンサーが路面状況と荷重を検知し、上下40ミリの間でホイール毎の高さを自動調整。安定感のある快適な走りを維持する。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

インテリアでは「BMW Operating System 7.0」を導入。自分用にカスタマイズできる10.25インチのコントロール・ディスプレイと、12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルを装備している。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

コントロール・ディスプレイは、状況に応じてドライバーが最も操作しやすい方法で、必要な情報/設定にアクセス可能となっている。12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルは、ディスプレイの中央にナビゲーション・マップの一部などを表示可能だ。これらにより、ドライバーは運転に集中しながら必要な情報を受け取ることが可能となっている。

BMWのSAV 新型「X5」販売開始

メーカー希望小売価格は「BMW X5 xDrive35d Standard」が920万円で、「BMW X5 xDrive35d M Sport」が999万円。