「Sole」は1人用の立ち乗り自動車。米国のデザイナーAlaina Mickes氏、Boqiang Su氏らによるデザインコンセプトだ。

立ち乗り自動車「Sole」
1人用の立ち乗り自動車「Sole」
電話ボックスみたいなデザイン
(C)Alaina Mickes、Boqiang Su

“座り過ぎは喫煙と同じくらい健康に害がある”といった調査結果や、オフィスでのスタンディングデスクの広まりなどにインスパイアされた乗り物。「Sole」を通勤に利用することで行き帰りの時間を立って過ごせるようになり、健康を害するリスクを低減できるという。


立ち乗り自動車「Sole」
一番右の写真が、もっとも公衆電話ボックスらしく見える
(C)Alaina Mickes、Boqiang Su

また別の調査によれば、米国で通勤にクルマを利用している場合の3/4は、クルマに一人で乗っているという。だがクルマは1人で乗っても5人で乗っていても道路上で同じスペースを占めてしまう。

「Sole」は1人用であり、かつ立ち乗りであることで1台あたりの専有面積は一般的なクルマよりもずっと少ない。「Sole」が実用化されその利用者が増えることで、交通渋滞や駐車場不足の緩和も期待できる。

立ち乗り自動車「Sole」
日本人は通勤電車の中で立っているので、それで十分かも?
(C)Alaina Mickes、Boqiang Su

「Sole」はレッド・ドット・デザイン賞2018を受賞している。