ヤマハ「YZF-R25」マイチェン ― MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調

水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒・4バルブ・249ccエンジン搭載したヤマハ「YZF-R25」「YZF-R25 ABS」がマイナーチェンジを受け、3月28日に販売開始される。

ヤマハ「YZF-R25」マイチェン ― MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調

「YZF-R25」「YZF-R25 ABS」はスポーティーなスタイリングと高い走行性能、日常での扱いやすさを調和させたモデル。“毎日乗れるスーパーバイク”を具現化している。


ヤマハ「YZF-R25」マイチェン ― MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調

2019年モデルでは、MotoGPマシン「YZR-M1」をシンボルとする新しいデザインが採用された。主な特徴は、「エアロダイナミクスを追求したフロントカウルとスクリーン」「新デザインのタンク&タンクカバー」「倒立式フロントサスペンション」「疲労感の少ないライディングポジション」「フル液晶メーター」「LEDヘッドランプ採用のフロントフェイス」など。

■エアロダイナミクスを追求したフロントカウルとスクリーン
フロントカウルとスクリーンは、空力特性の向上を重点に置いて開発された。フロントカウルは“クロスレイヤード・ウイング”と呼ばれる立体的な構造。走行風を後方に逃がすことで空気抵抗を低減しつつ、効果的にエンジンを冷却するデザインとされた。スクリーン形状は周りの空気を整流する効果があり、空気抵抗によるライダーの負担を減らす。

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■新デザインのタンク&タンクカバー
ハンドル位置を22mm、タンクトップ位置を20mm下げ、直線で前傾姿勢を取りやすくした。旋回時には高いニーグリップ性を発揮する。タンクは最大幅を31.4mm広げることで、燃料容量は従来通り14Lを確保している。

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■倒立式フロントサスペンション
37mm径インナーチューブの倒立式フロントサスペンションを採用。倒立式のメリットである優れた剛性バランスを活かすために減衰力とバネレートの最適化を図り、旋回や制動時などでの良好なフロント接地感に繋げた。減衰力発生機構は新たにカートリッジ式とし、伸側・圧側それぞれの最適化が可能としている。

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■疲労感の少ないライディングポジション
ハンドルはスポーティなスタイリングでありながら日常の扱い易さと快適性に配慮。シートの高さを低く抑えたことで無理のないライディングポジションを実現し、ツーリング時のライダーの疲労感を緩和する。

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■フル液晶メーター
メーターには、新開発のフル液晶のディスプレイを採用。高精細なバーグラフタイプのタコメーターによりアクセルワークを視覚的に楽しめる。シフトタイミングインジケーターなどの情報も表示することで、レーシングイメージを高めた。

ヤマハ「YZF-R25」マイチェン ― MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調

■LEDヘッドランプ採用のフロントフェイス
二眼ヘッドランプにはLEDを採用。フロントフェイスはLED二眼ヘッドランプと新造形をバランスさせて低い位置から睨みつける表情とした。左右ヘッドランプの中央には「YZR-M1」のアイデンティティであるセンターダクトを採用。MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調している。

ヤマハ「YZF-R25」マイチェン ― MotoGPマシン「YZR-M1」イメージを強調

カラーバリエーションは「マットブラック2(マットブラック)」「マットディープレッドメタリック3(マットレッド)」「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」の3色展開。メーカー希望小売価格は「YZF-R25」が59万9,400円で、「YZF-R25 ABS」が64万2,600円。

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