米国DRRは、電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」を発表した。ステルスという名称が表す通り、静かに走行できるのが特徴。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
オフロードを静かに走れる「Stealth(ステルス) Electric ATV」

DRRのKim DeCuzzi氏はある日、遭難して行方不明になった子どもをオフロード車で捜索している様子をニュースで目にしたという。だがニュースを見る限り、ガソリン駆動のオフロード車は騒音が大きく、助けを求める子どもの声が聞こえるとは思えなかったそうだ。


「Stealth Electric ATV」は、このニュースにヒントを得て開発されたオフロード車。電動のため静かで、遭難者捜索に利用すれば救援を求める声を聞き逃すリスクを低減できるという。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
遭難者捜索に利用すれば、救援を求める声を聞き取りやすい

もちろん、遭難者捜索だけが「Stealth Electric ATV」の活用シーンではない。普通自動車では走破困難な悪路や狭路で走行できるので、レジャー施設でのアクティビティや農場や牧場での荷物の運搬など、様々な用途で利用が可能だ。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
「Stealth Electric ATV」なら悪路も走行できる

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
普通自動車が入れない狭い場所も

音が静かなので、山中を走行しながら仲間との会話を楽しむこともできる。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
「素敵な場所ね!」

同社のガソリンエンジン搭載モデルと比較した場合、600cc排気量を持つ車両と同程度の機能性を発揮するという。最低地上高は約300ミリに設定されており、高い悪路走破性が期待できる。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
高い悪路走破性を実現する機能を搭載

最高速度は時速56キロ。バッテリーのフル充電には約8時間かかる。フル充電で走行できる距離はオプションの予備バッテリーを搭載している場合で約105キロとされている。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
予備バッテリー無しでの航続距離は非公開

DRRは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで「Stealth Electric ATV」のプロモーションを兼ねたキャンペーンを実施している。本稿執筆時点では7,500ドルの出資で「Stealth(ステルス) Electric ATV」を1台入手可能だ。出荷は2019年7月に予定されている。

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
ヘルメットやゴーグル付きの価格

Kickstarterでのキャンペーンでは、出荷先として当初は米国とカナダのみが設定されていた。だがDRRに日本での販売について尋ねたところ、日本も出荷先として新規設定してくれた。日本への送料は450ドルに設定されている。

とはいえ日本で「Stealth Electric ATV」を利用するには、やはり正規代理店が欲しいところ。こちらもお願いしているが、簡単には見つからないようだ。どこかの販売代理店が取り扱ってはくれないだろうか?

電動のオフロード車「Stealth(ステルス) Electric ATV」―自然の中を走るからこそ、CO2を排出しない乗り物を
デザインは格好良いと思います