Audiの新型「A6 Sedan」「A6 Avant」が3月20日に販売開始される。導入を記念し、期間限定車「debut package」が設定された。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

8代目となる「A6」に搭載される3.0L V型6気筒TFSIエンジンは、最高出力250kW(340hp)、最大トルク500Nmを発揮。7速Sトロニックとの組み合わせで0-100km/h加速5.1秒を達成している。最高速度は250km/h(電子制御リミッター作動)に設定された。


エンジンにはAudiによるマイルドハイブリッドテクノロジー「MHEV」が組み込まれており、100km走行あたり最大0.7Lの燃費改善効果をもたらしている。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

駆動方式は前輪駆動状態をベースとし、状況に応じて後輪への駆動配分を予測制御する新世代quattroシステム。前輪駆動時にはプロペラシャフト以後をクラッチで切り離し、エネルギーロスを削減する。

なお今後、252ps、370Nmを発揮する2.0L 直列4気筒 TFSI搭載モデルや、207ps、400Nmを発揮する2.0L 直列4気筒 TDI搭載モデルが「A6」のラインナップに追加される予定。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

サスペンションは、正確でレスポンシブな操舵感と滑らかな乗り心地の両立にフォーカスして開発された。4輪操舵システムと合わせ、高い走行安定性を発揮する。

エクステリアは、長いボンネットとロングホイールベース、短いオーバーハングが特徴。低くワイドなシングルフレームグリル、フラットなヘッドライト、パワフルな造形のエアインレットが、スポーティな雰囲気を演出している。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

インテリアでは、左右に連続した水平のラインが広々とした感覚を作り出している。センターコンソールにはMMIタッチレスポンスの大型ディスプレイが、ドライバーに向くような角度で設置された。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

室内空間は先代モデルよりも拡大された。リヤシートのレッグルームは先代モデルを上回り、セグメント随一を実現している。フロント/リヤシートのヘッドルームやショルダールームも、先代モデルより広くなっている。

Avantでは先代同様、広いラゲッジコンパートメントを装備。荷室の積載幅は1,050mmで、容量はリヤシートを起こした標準状態で565L、リヤシートのバックレストを倒しての最大容量は1,680Lとされた。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

車両本体価格は、「Sedan 55 TFSI quatro S line」が1,006万円で、「Avant 55 TFSI quatro S line」が1,041万円。

Audi、8代目となる新型「A6」発売

「A6」導入を記念した「debut package」が期間限定で販売される。この限定車にはS lineエクステリアと20インチホイール、LEDヘッドライト、標準シートが装備され、さらに標準車ではオプションとなっているフロントクロストラフィックアシストがパッケージに含められた。

期間限定車の車両本体価格は「Sedan 55 TFSI quatro debut package」が920万円で、「Avant 55 TFSI quatro debut package」が955万円。