フロント2輪の大型バイク ヤマハ「NIKEN(ナイケン)」に、ロングツーリング向けの装備を充実させた「NIKEN GT」が設定された。3月13日に予約受付が開始されており、受注生産で販売される。
「NIKEN」は「TRICITY」同様、リーニング・マルチ・ホイール(Leaning Multi-Wheeler:LMW)機構を搭載した3輪バイク。カーブでフロント2輪が“リーン(傾斜)”するため、バイクを操縦する楽しさと高い安定性を両立できる。
バイクを操縦する楽しさと高い安定性を両立
スタイリングはフロントサスペンションをタイヤの外側に配置した斬新かつ未来的なスタイル。“攻めのLMW”を表現した。
オリジナルの「NIKEN」には、長距離ツーリングでの疲労を軽減する各種先進テクノロジーがすでに搭載されている。例えば、唐突なエンジンブレーキの発生を解消する「アシスト&スリッパークラッチ」やシフトアップ操作を支援する「クイックシフトシステム」、スムーズな走行性を支える「トラクションコントロールシステム」、高速走行を楽にする「クルーズコントロール」などだ。
今回予約受付が開始された「NIKEN GT」は、「NIKEN」の先進テクノロジーをさらに活かす、ロングツーリング向けの装備を充実させたモデル。「大型ハイスクリーン」「グリップウォーマー」「厚みを増した専用シート」「別売アクセサリーのトップケースの取り付けに配慮したグラブバー」「メーター横とシート下の12V DCジャック」「センタースタンド」などが標準装備された。
これら装備により、もともとツーリングに強かった「NIKEN」が、これまで以上にロングツーリングに適した「NIKEN GT」へと進化した。
価格は194万4,000円。