羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」

「Wayv」は、ハーネスタイプの自転車用方向指示器&テールランプ。自転車の走行を少しでも安全にしたいという思いで、英国ロンドンに本拠を置くWAYV UKチームが開発した。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
ハーネスタイプの自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」

自転車用の方向指示器はすでに数多く販売されている。だがそれらの多くはハンドルバーやシートポストに取り付けるタイプのため、取り付け位置が低くなりがちだ。また、サイズも大きくはできないので、クルマのドライバーからは見えにくいことも。


「Wayv」は、これらの問題の解決を目指す製品。背中に羽織って使用するので設置位置を高く、発光部のサイズを大きくできる。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
背中に羽織って使用するので、設置位置を高く、発光部のサイズを大きくできる

「Wayv」はテールランプ(赤)と方向指示器(オレンジ)2つの機能を持っている。これらは合計200個のLEDで構成されており、後続のクルマにはっきりと、走行中の自転車の存在と右左折の意思を示すことが可能だ。LEDは前方にも取り付けられているので、前方から接近するクルマにも右左折の意思を示せる。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
LEDは前方にも取り付けられている

方向指示器の操作では、ハンドルバーに取り付けたコントローラーを使用する。操作は親指のみのシンプルなのもので、走行の妨げになることはないという。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
ハンドルバーに取り付けられたリモコンで親指操作

「Wayv」は被視認性が高いので、特に夜間の安全性向上が期待できる。夜間はサイクリストがハンドサインを出しても、ドライバーからは見えないこともしばしば。だが「Wayv」であればそのリスクを低減できる。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
ハンドサインと「Wayv」との被視認性比較画像
ピントがあっていないので、不公平な気はするが…。

その他、いつも身に着けているので盗まれるリスクが低い、充電忘れを防げる、といったメリットも。

羽織る自転車用方向指示器&テールランプ「Wayv」
バックパックの上からも装着できる

WAYV UKチームは現在、「Wayv」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では69英ポンド(約1万200円)の出資で「Wayv」を1セット入手可能だ。出荷は2019年10月に予定されている。