
量産第一号車の車両識別番号は「20201」。これはスープラのモデルイヤー「2020」と、量産第一号車を示す「1」にちなんでいるという。
エクステリアではマットグレーの外装色に赤いドアミラーカバー、ツヤ消しブラックのホイールが採用された。インテリアは赤革シートで、ダッシュボードにはカーボン装飾が施されている。
この量産第一号車は、第48回バレットジャクソン・オークションに出品され、1月19日に210万ドル(約2億3,000万円)で落札されている。収益金は全額、アメリカ心臓協会などに寄付される予定。
スープラの開発責任者、多田 哲哉チーフ・エンジニアは、ラインオフに関して次のように述べた。
「BMWとの協業での取り組みは両社にとって新しい経験でしたが、みなさんの熱意と強い志によって成果を形にすることができました。おかげさまでスープラは、非常にエキサイティングなクルマになったと自負しております」
スープラのデザイン責任者、中村 暢夫プロジェクト・チーフ・デザイナーは次のように述べている。
「様々なチャレンジがありましたが、皆がスポーツカーへの熱い想いを共有し、「乗って愉しく、カッコいいスポーツカーを!」と、一体感をもってデザインに全力を傾けました。スープラは、そのような想いやこだわりが詰め込まれたクルマです。古くからのファン含め、世界中のスープラファンに楽しんでいただけると信じています」

GR Supra開発関係者(マグナ・シュタイヤー グラーツ工場で)
スープラの日本での販売は今春に予定されている。