EPTA Designによる「Desert Storm」

ピックアップトラックのデザインはどのメーカーも似たり寄ったり。求められる機能を盛り込んだらあの形になるというのはわかるのですが、でもやっぱり面白みに欠けるなとも思ってしまいます。

「Desert Storm」のデザインは従来とは全く異なる画期的なもの。英国ロンドンに本拠を置くEPTA Designの作品です。

EPTA Designによる「Desert Storm」
ピックアップトラックデザインの常識をくつがえすEPTA Designの「Desert Storm」

Cピラーを傾斜させ、リアエンドとつなげたのがデザイン上の最大のポイント。ピックアップトラックのCピラーは垂直で、荷台と居住空間をはっきり区分していました。このルールを崩したことで、ピックアップトラックらしくない外観作りに成功しています。

EPTA Designによる「Desert Storm」は違います
参考画像:一般的なピックアップトラック
Cピラーが居住空間と荷室をはっきりと分けています

EPTA Designによる「Desert Storm」
「Desert Storm」の傾斜したCピラー
リアエンドまでラインがつながっています

ボディ素材にはカーボンファイバーを採用。この選択も、従来のピックアップトラックとは異なった外観作りに貢献しています。カーボンファイバーボディはコンポーネント設計。ある個所が破損した場合には、そのパーツだけが交換可能となっています。

EPTA Designによる「Desert Storm」
ボディはコンポーネント設計
パーツ交換が容易です

コンポーネント設計はオフロードレースに参加する場合、パーツを交換し「トロフィートラック」に改造することを容易にしました。

EPTA Designによる「Desert Storm」
タイヤも簡単に交換できます

スペアタイヤは荷台に縦置きに。これも、他車にはない特徴的なリアビューの形成に一役買っています。

EPTA Designによる「Desert Storm」
スペアタイヤもデザインの一部にされています

このように、従来のピックアップトラックとは異なる外観を持つ「Desert Storm」ではありますが、オフロード走行に向けた基本性能はしっかり押さえています。最低地上高は480ミリ、前後サスペンションのトラベル量はフロント685ミリ、リア863ミリに設定されました。切れ上がった前後オーバーハング、3,200ミリに設定されたホイールベースなど、オフロード車として、そしてトロフィートラックとして必要とされる要素はきちんと盛り込まれています。

EPTA Designによる「Desert Storm」
オフロード走破性能も装備

さてこの「Desert Storm」、EPTA Designは昨年某社から発注を受けて設計をスタートさせたそう。ところがある時点でクライアントからの連絡が途絶えてしまい、「Desert Storm」プロジェクトは中止を余儀なくされたのだとか。

EPTA Designは現在、「Desert Storm」プロジェクトの再開をサポートする出資者を募集中です。いくらの出資で「Desert Storm」の製造ができるのかは明らかになっていませんが、でも「Desert Storm」でオフロードレースに出たら目立つことは間違いなし。広告効果は期待できそうなのですが、どこか出資する企業はないものでしょうか?

EPTA Designによる「Desert Storm」
ウルトラセブンにでてきた「ポインター」にも、ちょっと似てますね