自転車の転倒を防ぐ「ステアリングアシスト」技術が搭載された“転ばない自転車”が公開された。デルフト工科大学とガゼルの共同開発によるプロトタイプ。

「ステアリングアシスト」搭載転びにくい自転車
デルフト工科大学とガゼルが共同開発している転ばない自転車のプロトタイプ

自転車の走行状態を内蔵センサーがモニタリング。転倒の危険を検知した場合、スマートモーターがハンドルを適切に操作して転倒しないようサポートする。これにより“転ばない自転車”を実現している。

「ステアリングアシスト」搭載転びにくい自転車
「ステアリングアシスト」機能を搭載

もちろん、乗員がわざと転ぶような動作を取った場合には転倒は避けられないし、速度が極端に遅い場合にも「ステアリングアシスト」は十分に機能しない。デルフト工科大学のArend Schwab博士は、「このシステムは時速4キロ以上で走行しているときに、自転車と乗員を安定させられる」ものであると説明している。

「ステアリングアシスト」搭載転びにくい自転車、プロトタイプ公開
「ステアリングアシスト」は時速4キロ以上で機能

同博士はまた、「ステアリングアシスト」が作動した際のハンドルの動きについては、「クルマに搭載されている、レーンキープアシストの動作を思い浮かべてもらえればイメージしやすいだろう」と述べている。

プロトタイプのテストはすでに開始されており、参加者は「ステアリングアシスト」は自転車の直立を容易にすると報告しているという。

「ステアリングアシスト」搭載転びにくい自転車、プロトタイプ公開
特に、子どもやお年寄りにうれしい機能

市販化にはあと数年はかかるとのこと。だがデルフト工科大学とガゼルは近い将来、「ステアリングアシスト」を含む安全技術の導入はクルマの世界と同じように、自転車の世界でも当然のことになると予測している。