BMWが「BMW Garmisch」を公開

BMWは「BMW Garmisch(ガルミッシュ)」をクラッシックカーイベント「コンコルソ デレガンツァ ヴィラ デステ」で公開した。

BMWが「BMW Garmisch」を公開

「BMW Garmisch」は、マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインしたコンセプトカーを約50年ぶりに再現したもの。マルチェロ・ガンディーニ氏はランボルギーニ・カウンタックなどを生み出した、世界で最も有名なカーデザイナーの1人だ。同コンセプトカーは1970年のジュネーブモーターショーでお披露目されたのち、行方不明になっている。BMWは「BMW Garmisch」の製造にあたって、マルチェロ・ガンディーニ氏に対して最大限の敬意を払ったという。


BMWが「BMW Garmisch」を公開

エクステリアでは、キドニーグリルの大胆な形状が特徴的。その左右には、表面を四角いガラスでおおわれたヘッドライトが設置されている。

BMWが「BMW Garmisch」を公開

その他の興味深い形状としては、Cピラー状のスポーツカーのようなルーバー、リアウィンドウのハニカム形状のメッシュカバーなどがあげられる。これらはマルチェロ・ガンディーニ氏によるデザインに特徴的なものだ。

BMWが「BMW Garmisch」を公開

インテリアでは縦に配置されたラジオが目を引く。助手席に設置されたミラーも非常に興味深い。

BMWが「BMW Garmisch」を公開

BMWが「BMW Garmisch」を公開

BMWグループ・デザインのAdrian van Hooydonk氏は、今回の「BMW Garmisch」再現プロジェクトについて次のように語っている。

「マルチェロ・ガンディーニ氏は私にとって、カーデザインの師と呼べる人のひとりだ。同氏のデザインは私の仕事において、重要なインスピレーションの源泉となってきた。『BMW Garmisch』の再現は我々に、マルチェロ・ガンディーニ氏に対して敬意を表し、同氏のほとんど知られていないクルマをもう一度世に出し、ベルトーネがBMWデザインに与えた影響にスポットライトを当てるチャンスを与えてくれた」

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