
Delfastは電動バイク・モペッドを製造・販売するウクライナのスタートアップ。64Ahのバッテリーを搭載した航続距離380キロの「Prime」、3,000Wのモーターを搭載し時速80キロで走行できる「TOP」、とがったスペックは持たないが通勤や街乗りに便利な「Partner」を販売している。

今回発表された「TOP 2.0」は、モーターを「TOP」の3,000Wから5,000Wに増強し、時速80キロまでの到達時間を短縮したニューモデル。Delfastによれば400メートルダッシュで競争した場合、「TOP 2.0」はほとんどの普通乗用車に勝てるとしている。

モーターは3,000Wでも、街乗りに不都合はなかった。だが街を離れオフロードを走行するとパワー不足を感じるケースもあったのだとか。また、高速道路で80キロ走行を長時間続ける際には3,000Wのモーターでは性能をぎりぎりまで引き出すことに。その点、5,000Wであれば少し余裕のある走りが可能となる。

モーターパワーを増強したことにともない、制動力もアップした。「TOP」ではシングルディスクのディスクブレーキが搭載されていたが、「TOP 2.0」ではダブルディスクに交換されている。

「TOP 2.0」のダブルブレーキ(画像右)
その他、「TOP 2.0」ではディスプレイもカラーでより視認性の高いものが搭載された。

「TOP 2.0」のカラーディスプレイ(画像右)
「TOP 2.0」の価格は5,699ドル(プリオーダー特別価格)から。日本への配送についてDelfastに尋ねたところ、同社はすでに日本の顧客に電動バイクを届けた経験があり、「TOP 2.0」の配送も可能とのことだった。