
「Model E」はモーターとバッテリーを簡単に取り外せる電動アシスト自転車。チタンフレームの自転車で知られるドイツBudnitz Bicyclesの2019年の新作です。

Budnitz Bicycles「Model E」2019年モデル発表
ドイツFAZUA製の電動アシストユニットを採用しているのが特徴。このユニットは「ボトムブラケット」「モーター」「バッテリー」の3パーツで構成されているのですが、このうち「モーター」「バッテリー」は簡単に取り外せるようになっています。

ドイツFAZUA製の電動アシストユニット採用

「ボトムブラケット」「モーター」「バッテリー」の3パーツで構成
「今日はアシスト無しで、自分の力だけで走りたい」
そう思ったときには「バッテリー」と「モーター」を外すだけで、「Model E」はアシストの無い“人力自転車”になります。取り外した場所には専用プレースホルダーを装着できるので、みすぼらしい外観になることはありません。

参考画像:モーター&バッテリーは取り外し可能
(画像はドイツFAZUAのWebサイトから)
(画像はドイツFAZUAのWebサイトから)
「バッテリー」と「モーター」の重さは合計で3.3キロ。少し軽くなった自転車での走行を堪能できます。

参考画像:取り外して“人力自転車”に
(画像はドイツFAZUAのWebサイトから)
(画像はドイツFAZUAのWebサイトから)
バッテリーの充電に必要な時間は約2.5時間。フル充電すれば約48キロのアシストが可能です。

アシスト距離は短めです
「Model E」のベースとなったのは、Budnitz Bicyclesの「No.3」。このため電動アシストユニット以外の構成は「No.3」に近いものになっています。例えばドライブトレインにはGatesのカーボンベルトドライブと、シマノの内装8段変速が採用されています。どちらも注油などのメンテナンスがほぼ不要。自転車通勤者にはありがたい装備です。

参考画像:Budnitz Bicycles「No.3」

Gatesのカーボンベルトドライブと、シマノの内装8段変速採用
残念ながら「Model E」に装備されたFAZUA製の電動アシストユニットは日本の規制に合わないもの。日本の公道を走ることは(現状のままでは)できません。
Budnitz Bicyclesのデザインに惚れてしまったというのであれば、電動アシストユニットを装着していない「No.3」を購入してみていはいかがでしょう。「No.3」のスチールフレーム版であれば2,250ドルから、チタンフレーム版では4,450ドルから購入できます。日本への送料は300ドル程度だそうです。
