元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」

「Flit-16」は、元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車。最高のルックス、最高の乗り心地を目指してデザインされました。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した「Flit-16」

混雑した都市部を速く、楽しく、疲れることなく移動する手段として開発された乗り物。利用者が苦痛と感じる要素をなるべく減らす工夫が凝らされています。


元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
開発したのは英国FLIT
英国らしくBROMPTONの影響が見て取れます

折り畳みは3ステップ、10秒で可能とされました。折り畳んだあとは、キャリーケースのように運べます。折り畳んだ際のサイズは高さ632x幅728ミリと、オフィスや自宅の部屋、クルマのトランクにも収納しやすいサイズに設定されました。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
折り畳むと、キャリケースのように運べます

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
オフィスのデスク下にも入るサイズ

電動アシストでありながら重さは約14キロ。自転車を担いで階段を上っても苦になりません。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
電動アシストなのに重さ14キロ

フロント、リアのライトは最初からフレームに組み込まれており、内部バッテリーから給電されます。ライトを取り外して充電する手間を省いてくれます。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
フロントライト標準装備

サスペンションを搭載。石畳の道もスムーズに走れる設計とされました。折り畳み自転車にサスペンションが装備されるのは珍しいのですが、クルマのエンジニアからすれば当然のことのようです。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
石畳というあたりが、ロンドン?

モーターは220Wのリアハブタイプ。いま流行のBafang製が搭載されています。ボトムブラケットに取り付けられたペダルトルクセンサーにより、利用者がペダルを漕ぎ始めるとモーターが自動で始動します。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
モーターの出力は控えめ
サイズを優先?

モーターは小さく、電動アシストとはわからないサイズのものが選ばれました。バッテリーはフレーム内に組み込まれ、こちらも電動アシストとわからない外観作りに貢献しています。バッテリーの充電に必要な時間は約3時間。フル充電すれば40-50キロの走行が可能です。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」
バッテリーは取り外せます

電動化によりバイクと自転車の壁は薄くなりつつあります。同時に、クルマメーカーから電動アシスト自転車が発売されたりといったケースも増えており、今回のように元クルマメーカーのエンジニアが開発した自転車が世に出ることも。

そのようなケースでは、これまでの自転車業界には無かった発想で、面白い仕様で仕上げられることが多い気がします。自転車好きとしてはこのようなクロスオーバーには今後も期待したいですね。

元ジャガーランドローバーのエンジニアが開発した電動アシスト自転車「Flit-16」