ポルシェが新型マカンターボを発表した。先代モデルよりもダウンサイズしたエンジンを搭載しつつ、最高出力10%アップを実現している。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

搭載されるエンジンは2.9L V型 6気筒ガソリンツインターボ。カイエン、パナメーラに搭載されているのと同じセンターターボレイアウトを採用したもので、よりダイレクトなレスポンスが可能だ。


ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

このエンジンは先代モデルの3.6L V型6気筒ツインターボと比較し、排気量では20%ダウンサイズしている。だが最高出力は先代を10%(40PS)上回る440PSを発生。最大トルクは550Nmを発揮し、オプションのスポーツクロノパッケージを使用することで0-100km/h加速では先代より0.3秒速い4.3秒を達成する。最高速度は先代プラス4km/hの270km/hに到達した。このエンジンには7速PDKデュアルクラッチトランスミッションが組み合わされている。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

ブレーキも強化され、ポルシェサーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)が標準装備とされた。このブレーキはディスクにタングステンカーバイドコーティングが施されているため、従来の鋳鉄製ブレーキと比較してレスポンスが速く、摩耗は少なく、ブレーキダストが最大90%低減される。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

エクステリアでは、3つの大型エアインテークを備えた専用フロントエプロンとポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)を搭載したLEDヘッドライトが新型マカンのフロントフェイスを形成している。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

サイドでは20インチの専用ホイール、スポーツデザインサイドスカート、ボディ同色仕上げのドアミラーが装備された。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

リアでは専用ルーフスポイラーや、シルバーカラーのツインテールパイプを持つスポーツエグゾーストシステムが装備されている。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

インテリアでは18ウェイ電動調整機能付きのアダプティブスポーツシートが標準装備された。ヒーター付GTスポーツステアリングがオプションとして用意されている。

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

ポルシェ新「マカンターボ」は440PSを発揮する2.9Lツインターボ搭載

その他のオプション装備としては、空気清浄化システムやトラフィックジャムアシストが用意された。トラフィックジャムアシストでは、60km/hまでの速度で加速と制動を半自動制御し、渋滞時のドライブをサポートする。

日本での価格や発売時期は未定。