
ワールドプレミアを目前に控え、ポルシェ「タイカン」の加速&制動テストが米航空母艦Hornet(ホーネット)上で実施された。空母の全長は266メートル(デッキは264メートル)。制動に失敗すれば海の藻屑となる、緊張感のあるテスト走行。

米航空母艦上で実施
このテスト走行は「タイカン」がローンチコントロールシステムで発進する際の加速性能と、大容量カーボンセラミックブレーキでの制動力をアピールするもの。ハンドルを握るプロレーサーのシーア ホルブルック氏はテスト走行について次のように語っている。
「デッキは長く、見かけの平らかさとは異なり実際はかなりでこぼこしていた。空と海に向かってあえてアクセルを踏むのは初めての経験だったが、タイカンのシートに座っていればまったく不安は感じなかった。加速中にも極めて安定していたし、なにより、ブレーキを踏んでいるときにも安定していた」

デッキがでこぼこだったにも関わらず、「タイカン」はわずか128.6メートルの走行で時速90.58マイル(約145.8キロ)に到達。その後空母の端から30メートルほど手前で制止した。走行時間はトータルで10.17秒だった。

実際の走行の模様については次の動画で確認できる。
「タイカン」は9月4日午後3時(中央ヨーロッパ夏時間)に、3大陸で同時に公開される予定。
