三菱「アウトランダー」ガソリンエンジンモデルが一部改良を受け、9月12日に販売開始された。「S-AWC」が4WD車に標準装備とされたほか、新たなオーディオやナビゲーションシステムが設定されている。


「アウトランダー」は、7人乗り3列シートのミッドサイズSUV。2.0Lエンジンを搭載する2WD車と2.4Lエンジンを搭載する4WD車がラインナップされている。


今回の一部改良では、4WD車全車に車両運動統合制御システム「S-AWC」が標準装備された。ブレーキ制御で左右輪間の駆動/制動をコントロールする「アクティブヨーコントロール（Active Yaw Control：AYC）」を「アウトランダー」専用にセッティングし、ドライバーの意図通りのコーナリングを実現している。また、発進時において車輪の空転をブレーキで抑制し、雪道などの滑りやすい路面でも力強い発進を可能とした。


走行モードでは、従来の「AWC ECO」「NORMAL」「SNOW」に加え、ラフロードでの走行に適した「GRAVEL」が追加された。

オーディオでは、510Wのパワーアンプ、8個のスピーカーシステムを採用した「ミツビシパワーサウンドシステム」が新設定された。室内形状やスピーカー位置に合わせて専用の音響チューニングを施すことで、心地よく透明感のあるサウンドを奏でるオーディオシステムとされている。


新たに「スマートフォン連携ナビゲーション」を設定。AndroidスマートフォンやiPhoneをUSBポートにつなぐことで、Android AutoやApple CarPlayのアプリを利用できる。また、ディスプレイ画面を8インチに拡大し、見やすさや操作性を向上させた。


エクステリアでは、ボディカラーに「レッドダイヤモンド」を新設定。全7色展開とした。 

特別仕様車「BLACK Edition」では、ダーククロムのフロントファンネルガーニッシュやブラック塗装のアルミホイールなどを採用し、ブラック系でコーディネートした。ボディカラーは2トーンの「ブラックマイカ/レッドダイヤモンド」「ブラックマイカ/ホワイトパール」「ブラックマイカ/チタニウムグレーメタリック」を新たに設定し、モノトーンのブラックマイカとあわせて全4色展開としている。


インテリアでは、運転席に腰部を支持して運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用している。また、セカンドシートの形状及びクッションを見直し、サポート性を向上させた。

特別仕様車「BLACK Edition」では、撥水機能付きのシート生地を新たに採用した。また、すべてのピラーをブラックで統一し、ステアリングホイール、シフトノブ、シートなどにアクセントとしてレッドステッチを施した。

メーカー希望小売価格は267万6,240円から335万8,800円。