“ナナハン”ホンダ「CB750」50周年を祝う「CB1100RS 5FOUR」、英国で発表―空冷エンジンの美しさはそのままに
ホンダ「CB1100RS 5FOUR」発表
“ナナハン”「CB750」の50周年を祝う記念モデル

ホンダが「CB1100RS 5FOUR」を英国で発表しました。1969年に発売された“ナナハン”「CB750」の50周年を祝う記念モデルで、英国のバイクビルダー「5FOUR」とのコラボレーションによって製造されます。

“ナナハン”ホンダ「CB750」50周年を祝う「CB1100RS 5FOUR」、英国で発表―空冷エンジンの美しさはそのままに
参考画像:1969年に発売された“ナナハン”「CB750」(ホンダ・ドリームCB750FOUR)

「CB1100RS」をベースにした限定車。「5FOUR」のGuy Willison氏によれば「CB1100RS」のデザインもともとレトロなテイストを持っており、「CB1100RS 5FOUR」に仕上げるにはそれほど多くの作業を必要としなかったそう。なにより美しい空冷エンジンがGuy Willison氏の琴線に触れたそうです。このためカスタム作業では「CB1100RS」の骨組みにはあまり手を入れず、美しい空冷エンジンを活かしながら外観を変更していったのだとか。


“ナナハン”ホンダ「CB750」50周年を祝う「CB1100RS 5FOUR」、英国で発表―空冷エンジンの美しさはそのままに
カスタム前の「CB1100RS」

“ナナハン”ホンダ「CB750」50周年を祝う「CB1100RS 5FOUR」、英国で発表―空冷エンジンの美しさはそのままに
カスタムされた「CB1100RS 5FOUR」
確かにエンジンは変わっていませんが、マフラーはチタンに変わっていますね

外観上の最大の特徴となるカウルはプラスティックではなくハンドクラフトされたアルミ製。塗装は1980年の耐久レースマシンをイメージしたものとされました。カウル周辺はレースマシンをイメージしたパーツに交換されており、例えばハンドルバーはレンサル社製が装着されています。ブレーキレバー/クラッチレバーも短いレーススタイル。グリップはトマゼリ社製のものに変更されており、ミラーはアルミ削り出し。そしてこれらパーツはすべてブラック仕上げとされました。

“ナナハン”ホンダ「CB750」50周年を祝う「CB1100RS 5FOUR」、英国で発表―空冷エンジンの美しさはそのままに
ハンドクラフトされたアルミ製専用カウル装備

これにより、1980年代の耐久レースマシン「RS1000」への敬意を表したデザインとされました。
カウル周辺もレース車両をイメージしたパーツに
仕上げはブラック

シートはアルカンターラ表皮で、アクセントとしてダイアモンドパターンのレッドステッチが入れられています。また、シートカウルも変更されました。

これにより、1980年代の耐久レースマシン「RS1000」への敬意を表したデザインとされました。
シートはアルカンターラ表皮

変更されたシートカウルには「5FOUR」バッジが装着されており、これにはシリアルナンバーが入れられています。タンクにはまた、往年のホンダロゴが配されています。

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「5FOUR」バッジにはシリアルナンバー入り
(画像はシリアルナンバー「1」)

これにより、1980年代の耐久レースマシン「RS1000」への敬意を表したデザインとされました。
タンクには懐かしいホンダロゴ

英国では、ホンダディーラーを通じてオーダーを受付中。価格は1万5,554英ポンド(約209万6,000円)から。販売台数は「5FOUR」とのコラボレーションにちなみ54台のみの限定となります。

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