
「LIFESABER」はキャンプに絶対持って行きたいツール。ヌンチャク型の「スマートフォン充電器」「着火器」「ランタン」の機能がこの1本のスティックに詰め込まれています。

「スマートフォン充電器」は手回し発電式。でも防災用品によくある“左手で本体を固定して、右手でハンドルを回す”タイプではありません。そうではなく、本体をしっかりと握り、本体から飛び出したアームを振り回して発電します。

この“ヌンチャク型”発電方式は、従来型と比べると効率は落ちるのだそう。でも、1. 片手で発電できる、2. 疲れにくい、というメリットがあるため長時間発電作業を続けられ、結果的にスマートフォンにより多くのパワーをチャージできるのだそうです。子どもの頃ヌンチャク(のおもちゃ)を振り回して遊んだ人であれば、楽しみながら発電できるかも?
開発元のInnovation Factoryによれば、人里離れた場所でのキャンプでは墜落したUFOに出くわしがちなのだとか。でもUFOを見つけたときにスマートフォンの充電が切れていたら、証拠の写真が撮れません。そんなときでも「LIFESABER」があればその場で発電してスマートフォンを起動し、SNSに投稿して多くの“いいね”が獲得できます(と、Innovation Factoryは主張しています)。


証拠写真が撮れない


「LIFESABER」には着火器としての機能もあります。ライターを忘れて来た場合でも、火を起こして夕食を調理できます。


ヌンチャクのように振り回して発電し、着火できます
夜間にはランタンとして使用することもできます。明るさは31ルーメン。3分間ヌンチャクを振り回すことで、約30分間利用できます。

ヌンチャク方式で発電しなくても、AC電源から一般的なモバイルバッテリーと同じように充電することもできます。容量は2,200mAhとかなり少なめ。でも、ヌンチャク発電と合わせて使うことを考えれば、またそのコンパクトなサイズを考えれば、十分に実用的な容量といえるでしょう。
その他、紫外線によって川の水などを浄水する機能もあるとInnovation Factoryは主張していますが…うーん、これはどうでしょうか?

Innovation Factoryは現在、「LIFESABER」の製品化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンペーンを実施中。本稿執筆時点では79ドルの出資と19ドルの送料で「LIFESABER」を1個入手できます。出荷は2020年11月に予定されています。
