ヤマハ「トリシティ 300」発表―

ヤマハが「TRICITY300(トリシティ300)」を東京モーターショーに参考出品しました。都市を走る足として開発されたミドルクラスコミューターで、トリシティやナイケン同様、LMW機構を装備しています。

ヤマハ「トリシティ 300」発表
「TRICITY300」東京モーターショーに登場

欧州では日本の普通自動車免許にあたるBライセンスで乗れるスクーター。道路が渋滞しているときには、クルマ代わりに利用できそうです。実際、ヤマハは利用者がクルマと「トリシティ300」のどちらに乗るか迷い、「トリシティ300」を選んで街にでかける、というPR動画を公開しています。


ヤマハ「トリシティ 300」発表―
欧州ではバイク免許不要!普通自動車免許で乗れる

ヤマハ「トリシティ 300」発表
バイクというよりは、“屋根の無いクルマ”としてトリシティを利用

そんな「トリシティ300」には、クルマ代わりとして使える機能が満載。買い物をして荷物が増えた場合でも対応できる大容量の収納が装備されています。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
「トリシティ300」で奥さんを迎えに行ったら、大きな荷物が!

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
でも「トリシティ 300」なら収納できます

都市走行には信号でのストップ&ゴーが付き物。そんなときには「チルトロックアシスト」機構が便利です。これを使えばストップ時にもバイクが直立するので、道路に足を着く必要がありません。クルマから乗り換えた人も、違和感なく信号待ちができます。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
「足つき性」という言葉が不要になるかも?

LMW機構は都市部走行で特に便利。交差点も楽に曲がれます。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
バイクに不慣れな人でも、安定して曲がれます

欧州の都市部では道路が石畳であったり、路面電車の線路があったりと滑りやすい場所も。そんなとき、フロント2輪は強い味方となります。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
線路やマンホールって、滑りやすいんですよね

欧州の都市部で便利な機構や機能は、日本でも有効。日本では普通自動車免許では乗れませんが、「チルトロックアシスト」や大容量の収納などは、きっと人気を集めるはずです。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
カラーは欧州では3色展開となっています

さて、ヤマハは「トリシティ300」以外にも、LMW機構を搭載した乗り物として「MW-VISION(エムダブリュ ビジョン)」を参考出展しています。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
LMW機構を搭載した「MW-VISION」

「トリシティ300」は、欧州の都市部でクルマの代わりになるかもしれないバイクですが、「エムダブリュ ビジョン」はさらにクルマに近づいた乗り物に見えます。LMW機構をバイク以外にも広げたいという、ヤマハの意思が見えるコンセプトモデルです。

ヤマハ「トリシティ 300」発表―
パーソナルモビリティは、
日本ではバイクよりもパイが大きいかも?

第46回東京モーターショー2019は10月24日から11月4日までの期間、東京ビッグサイトで開催されます。