電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型

折り畳み電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」の改良新型が販売開始された。アシスト制御の見直し、乗り心地の改善が実施されている。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型登場

「A-bike」とは、英国クライブ・シンクレア氏が開発した折り畳み自転車。初期モデルの重さはなんと約5.7キロで、“(クルマではなく)人間が持ち歩ける自転車”を初めて実現した画期的な発明品として世界を驚かせた。


電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
オリジナル版(電動アシスト無し)の「A-bike」
重さはわずか約5.7キロ

フレームはパイプをパイプ内に挿入して格納する“望遠鏡構造(三脚構造)”。この構造により、わずか10秒での折り畳み/展開が可能だ。折り畳んでバッグに入れれば、誰にでも簡単に輪行ができる。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
付属のバッグに入れれば、輪行も簡単に行える

「A-Bike Electric」は、この「A-bike」を電動アシスト化した自転車。“10秒で折り畳める”などの「A-bike」の特徴はそのままに、フロントホイールにハブモーターを組み込んだ。ハブモーターを採用したことで、フロントホイール周辺はオリジナル版の「A-bike」とさほど変わらないサイズを維持可能となった。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
ハブ内にモーターを組み込み
サイズ維持を実現

バッテリーはフレーム内などに隠すのではなく、見られても不自然ではない形状にデザインするアプローチ。ウォーターボトルデザインのバッテリーは取り外して室内でオフィスや自宅で充電可能だ。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
隠すのではなく、見せる発想

今回発売された改良新型では、利用者による踏力に応じて、アシスト制御をより細やかに行えるようソフトウェアの見直しが実施され、より快適なアシスト走行が可能となった。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
より快適なアシストフィールに

乗り心地を改善。ノーパンクタイヤをソリッドタイプからゲル注入タイプへ仕様変更し、チューブタイヤに近い軽量感と吸振性を手に入れたという。

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
乗り心地を改善

筆者は以前「A-Bike」に乗っていたが、タイヤは驚くほど硬く、段差超えが続くと腰が痛くなることもあった。それが改善されたのであれば大歓迎。ぜひ試してみたい。

価格は14万9,500円。詳細はWHeeLING TOKYO A-bikeシリーズ販売ページを参照されたい。

■「A-BIKE ELECTRIC」概要
車重:11.5kg
走行時サイズ:全長96×全高96×全幅47cm
折畳み時サイズ:高さ69.5×幅41×奥行21.5cm
タイヤ:8インチ ノーパンクタイヤ(前輪:ソリッド、後輪:新素材ゲル注入)
充電時間:約3時間(家庭用100Vコンセントより充電)
1充電当たりの走行距離目安:15km
補助速度範囲:18km/h未満
補助制御方式:踏力比例制御式
乗車体重制限:100kgまで
推奨身長:155cm~
カラー:ブラック(ELECTRIC専用カラー)
付属品:バッテリー×1・専用充電器×1・輪行バッグ・簡易工具・取扱説明書

電動アシスト自転車「A-BIKE ELECTRIC」に改良新型
付属品(一部)