
米国フォードとドイツ べバストは電気自動車「Mustang Lithium(マスタング リチウム)」を、米国ラスベガスで開催されているSEMAショーで公開しました。多くの人が親しんでいる「マスタング」に電動ユニットを装備することで、そのパワーと可能性をわかりやすく示すことを目的として製造された、ワンオフのプロトタイプです。

電気自動車「Mustang Lithium(マスタング リチウム)」公開
外観は「マスタング」とほぼ同じ。でもそのボンネットの下にはべバストによる800Vのバッテリーシステムが搭載されています。現在販売されている電気自動車の2倍の電圧により、システムはより軽く、よりパワフルとなり、かつ発熱を抑えることも可能となりました。

ボンネット下にはべバストによる800Vバッテリーシステム
搭載されたパワーユニットは900hpを超える出力と1,356Nmものトルクを発生。電気自動車のためドライバーはアクセルを踏み込めば、この圧倒的なパワーをすぐに得ることができます。

電気自動車ならではのレスポンスとパワー
ユニークなのは電気自動車でありながら6速マニュアルトランスミッションが搭載されている点。クルマを自分で操る感覚を味わえます。“電気自動車はボタンばかりで、味気なくて…”という人も、これなら満足できるのでは?

6速MT搭載
4つのドライブモード「バレー」「スポーツ」「トラック」「ビースト」を用意。モードはセンターコンソールに装備された10.4インチタッチスクリーンで選択できます。

「ビースト(獣)」モードを試したい
フォードは今後、「Mustang Lithium」と同じ蓄電技術を活用したEVやハイブリッドカーを同社ラインナップの2020年モデルに追加していくとしています。
