「Hypertek」はBSTによる電動バイク。ドゥカティなどで活躍した　ピエール・テルブランチ氏がデザインを担当しています。


ピエール・テルブランチ氏自身が「これまでで最高の仕事」と評するだけあって、斬新で見たこともないユニークなデザインに仕上がっています。



例えば、メーター類は車両本体には取り付けられていません。走行速度やバッテリー残量など、ライダーが必要とする情報はすべて、専用のヘルメットに組み込まれたヘッドアップディスプレイ（Heads Up Display：HUD）に表示される仕組みとなっています。これにより、ライダーがメーターを見るために視線を落とす必要がなくなるので、より安全になるとBSTは主張しています。


搭載されたパワーユニットは最高出力109PS、最大トルク120Nmを発生するDHX Electric Machines製の水冷式Hawkモーター。バッテリーはフルチャージすることで、約300キロの走行が可能になっています。


フレームはカーボンファイバーモノコック。ホイールにもカーボンファイバー製17インチが採用されています。制動系ではフロントには330ミリディスクのBrembo製ブレーキが採用されました。



電動バイクは静かなので、歩行者が接近に気づかないことも。「Hypertek」ではこれを防ぐため、サウンド発生装置が組み込まれています。その他、快適装備としてはクルーズコントロールやヒルストップ機能が搭載されました。


BSTは「Hypertek」を台数限定で製造・販売するとしています。