
「コルベット(C8)」に搭載されるエンジンは、最大出力495hp、最大トルクは637Nmを発揮する6.2L V8 自然吸気タイプ。0-60mph加速は3秒以下を達成しています。ヘネシーはこのNAエンジンをツインターボにアップグレードし、1,200馬力マシンへと改造します。

「コルベット(C8)」に搭載されたオリジナルエンジンは、パワー、トルクともに十分なもの。なぜヘネシーはこのような計画を発表したのでしょうか?同社創業者であり、最高馬力エヴァンジェリスト(Chief Horsepower Evangelist:CHE)である John Hennessey氏はその理由を、「コルベット(C8)」購入者からのリクエストに応えるためと語っています。
「ここ数か月、我々はC8購入者から数百件もの問い合わせを受けてきた。《中略》顧客からの依頼内容は私たちを驚かせるものだった。彼らはC8にさらなるパワーを求めていたのだ」

ヘネシーはエンジンのアップグレードに伴い、「コルベット(C8)」のボディにフロントスプリッター、エアダム、リアウィングを装備。制動系やサス、ホイールやタイヤも交換するとしています。

とはいえ「コルベット(C8)」所有者の全員が1,200馬力を望んでいるわけではありません。ヘネシーは最初のアップグレードとして、スーパーチャージャーシステムの提供から開始するとしています。スーパーチャージャーによりエンジンは最大700馬力にまでパワーアップ。また、エンジンサウンドを向上させるエキゾーストシステムも提供予定とされています。
John Hennessey氏は次のように述べています。
「ヘネシーは2013年以降、500台を超えるC7コルベットをカスタマイズしてきた。2020年からはそれを上回る台数のC8コルベットをアップグレードすることになると期待している」