セグウェイが電動バイク「Ninebot eScooter」を発表―

セグウェイと言えば、体重移動で操縦するあの乗り物を思い浮かべる人が多いでしょう。体重移動で操縦する乗り物に「セグウェイのような」という枕詞(?)が付くという時代も長く続きました。

でも現在ではセグウェイは電動ローラスケートや電動アシスト自転車、そしてロボットまで、様々なタイプの電動製品を取り扱っています。今回そのセグウェイが電動バイク「Ninebot eScooter」を発表しました。


セグウェイが電動バイク「Ninebot eScooter」を発表―
参考画像:セグウェイが開発したパーソナルロボット「Loomo」
カワイイ!

「Ninebot eScooter」は、都市生活者向けの電動スクーター。最上級モデル「E200P」では、1回の充電で201キロの走行が可能となります。モーターはそれなりにパワフルで、0-40km/h加速は3秒未満、最高速度は100km/hを達成しています。これなら交通の流れにのって走行するのに問題はないでしょう。

このパフォーマンスに合わせ、タイヤにはマキシスのセミスリックスポーツチューブレスが採用されました。実用性も十分。シート下のラゲージにはフルサイズヘルメットを収納可能とされています。

パーソナライズ可能なのも「Ninebot eScooter」の魅力。購入者は様々なボディパネルカラーとシートから好みのものを選択できます。

セグウェイが電動バイク「Ninebot eScooter」を発表―
実用的なスペックを与えられた「Ninebot eScooter」

さて、最近のセグウェイ製品のラインナップには、より幅広い層の利用者獲得を狙ったものが多く見られます。今回の「Ninebot eScooter」はその方向性にぴったりの実用性の高い製品。とはいえ、以前のセグウェイを知っている人は寂しさも感じているのではないでしょうか?

そのような人向け(?)に、セグウェイは「Ninebot eScooter」の発表イベントで“倒れないバイク”「Ninebot eScooter T」の発表も行っています。

これは、セルフバランス機能とリモートコントロール機能を持ったバイク。外観やスペックは「Ninebot eScooter」の「E100」というモデルと同じですが、利用者はスマートフォンアプリでリモートから操縦し、例えばガレージまで移動させることができます。途中、停止するようなことがあったとしても、セルフバランス機能があるので倒れることはありません。その様子は次の動画で見られます。



セグウェイは2020年1月7日から10日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催されるCES 2020で、「Ninebot eScooter」を公開する予定となっています。