世界一魅力的な3輪バイクピアッジオ「APE」の電動バージョン「Ape E-City」が、インドのニューデリーで発表された。インドのタクシー産業で要求が高まっている持続可能な交通ソリューションに対応する製品。

世界一魅力的な3輪バイクピアッジオ「APE」に、電動バージョン「Ape E-City」

バッテリーを充電するのではなく、サービスステーションで交換して走行を継続できるのが特長。バッテリーを充電するタイプの電動3輪車では充電している間は走行できず、タクシーを生業としている人にとってはその分稼働時間が減って収入源の原因となることもありうる。だがバッテリーを交換するには数分しかかからないので、ビジネスチャンスを逃さなくても済む。


となるとバッテリー交換ステーションの設置数が「Ape E-City」普及のカギとなるが、ピアッジオによればステーションは2020年3月までに、インドの10都市50地点に設置される予定だという。各ステーションは1日あたり最大で150個のバッテリー交換に対応できる。

また電動ビークルは高価であることも普及の妨げになることがあったが、「Ape E-City」のインドでの販売価格はガソリンモデルとほぼ同じに設定される。これにより3輪タクシーの電動化を促進し、インド都市部での大気汚染や騒音の問題の解決を目指す。

ニューデリーでの発表イベントではピアッジオグループインド子会社ピアッジオPVPLのCEOであるディエゴ・グラフィ氏のほか、インドの道路交通・高速道路相であるニティン・ガッカーリ氏、在インドイタリア大使であるヴィンチェンツォ・デ・ルカ氏、そして持続可能な社会への取り組みを推進するシンクタンクNITI AayogのCEOであるアミターブ・カント氏らが出席した。

世界一魅力的な3輪バイクピアッジオ「APE」に、電動バージョン「Ape E-City」