ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」

「LITTA」は充電が要らない自転車用ライト。オランダ アムステルダムに本拠をおくスタートアップLITTAが開発しました。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
充電が要らない自転車用ライト「LITTA」

製品の上面に小さなソーラーパネルを装備しているのが特長。このソーラーパネルが日中に発電して内蔵のバッテリーを充電し、夜間のライト利用時にそのパワーを使用するという仕組みです。


ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
合理的!

充電に必要な時間は天候などによっても異なりますが約4時間。フル充電すると約1.5時間の利用が可能となります。一般的な自転車用ライトと比べると利用可能時間がびっくりするくらい短いのですが、「LITTA」は毎日太陽の光で自動充電してくれるので、通勤や通学などで使うのであればこれで十分なのだとか。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
自転車通勤者は平均で40分、夜間走行をするそうです(欧州での統計)

と、ここまで読んでおわかりいただけたかと思うのですが、この自転車用ライトは「充電が面倒くさい!」と思っている人向けの製品。このため、その他の仕様も面倒くさがりな人に向けになっています。例えばライトのオンオフには振動センサーを使用。自転車が走り出したら自動的に点灯し、停止したらしばらく後に消灯するシステムとされています。これは、消し忘れを防ぐためにも便利なシステムです。

取り付け/取り外しはベルクロ。工具がなくても簡単に装着可能になっています。「自転車用アクセサリーを取り付けるために、部屋から工具を持ち出すのが面倒で」、という人にはとってもうれしい仕様です。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
ベルクロで簡単装着!

ライトはフロント方向だけでなく両サイドにも光を届けるタイプ。夜間の被視認性を高めてくれます。また、夜間走行時の安全性を高めるリア用のライトも用意されました。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
リアライトの充電が要らないのはうれしい!

カラーバリエーションは「ダークグレイ」「バーガンディバイオレット」「ダークイエロー」「シアンブルー」の4色展開。フロントとリアで色を揃えることができます。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」

さて、LITTAの創業者であるMathijs ter Kuileさんは、アムステルダムで多くの人が使い捨ての自転車用ライトを使っているのを見て「LITTA」の開発を思い立ったのだそう。その使い捨てライトは、日本の100均でよく目にする、実は筆者もたまに利用しているライトにそっくりでした。あのライトは日本でだけ販売されているものではなかったということを知り、ちょっと驚きました。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
これって、アムステルダムにもあるんだ…。

LITTAは現在、「LITTA」の市販化に向けてクラウドファンディングサイトKickstarterで出資者募集のキャンぺーンを実施中。本稿執筆時点ではフロント&リアライトのセットが25ユーロの出資+14ユーロの送料で入手可能となっています。出荷は2020年8月に予定されています。

ソーラーパネルを装備した充電が要らない自転車用ライト「LITTA」
人柱覚悟で、買ってみます!