走りを楽しむロードスターモデル、BMWの新型「F 900 R」「F 900 XR」が2月25日に販売開始される。
「F 900 R」「F 900 XR」に搭載されるエンジンは、最高出力105PS、最大トルク92Nmを発生する並列2気筒タイプ。2018年に発売された「F 850 GS」のエンジンを元に、シリンダー・ボアを2mm拡大して排気量を853ccから895ccにまで高めた改良型エンジンだ。新たに採用した「アンダーフロア・サイレンサー・システム」により、より官能的なエンジン・サウンドを堪能できる。
車両の安定性を高める「アンチ・ホッピング・クラッチ」が標準装備された。また、「エンジン・ドラッグ・トルク・コントロール」が装備されており、急激なスロットル操作やシフト・ダウンの際に発生しやすいリヤ・ホイールのスリップを軽減し、高い安全性を実現する。
安全・快適装備として、コーナリング時に進行方向の路面を照らす「アダプティブ・ヘッドライト」や、鍵を携帯していればエンジン始動が可能な「キーレス・ライド」を採用している。また、ETC 2.0が標準装備とされた。
■新型「F 900 R」「F 900 XR」主な特徴
・排気量895ccの並列2気筒エンジン(最高出力105PS、最大トルク92Nm)搭載
・2本のカウンター・バランス・シャフトによる滑らかな作動
・ABS、ASCに加え、「Rain」「Road」の2つのライディング・モード標準装備
スタンダード以上のグレードでは「Dynamic」「Dynamic Pro」モードを追加装備
・スチール製ブリッジ・フレーム
・新開発のスリムなスチール製リヤ・フレーム
・「F 900 R」では容量13L、「F 900 XR」では容量15.5Lの軽量プラスチック溶接式燃料タンクを採用
・フロントに倒立式テレスコピック・フォーク採用
・リヤにセントラル・サスペンション・ストラットを備えたアルミ製両持ち式スイングアーム採用
・「F 900 XR」には調整式ウインドシールド付きフロント・フェアリング
・スタンダード以上のグレードにアダプティブ・コーナリング・ライト標準装備
・6.5インチTFTディスプレイ標準装備
・プレミアム・ラインにリア・サスペンションにダイナミックESAを標準装備
メーカー希望小売価格は次の通り。