BMWのスポーツ・アクティビティ・ビークル（SAV）「X5」、スポーツ・アクティビティ・クーペ（SAC）「X6」に、Mハイ・パフォーマンス・モデル「M Competition」が追加され3月12日に受注開始された。


搭載されたエンジンは、最高出力625PS、最大トルク750Nmを発揮する4.4L V型8気筒Mツインパワー・ターボ。BMW Mの持つ最先端技術を採用し、アクセル・ペダルの微細な操作にも鋭く反応してドライバーの意思に敏感に呼応する高性能エンジンとされた。



このエンジンのパワーを路面に伝えるのはインテリジェント4輪駆動システム「M xDrive」。トルクをフロントとリヤに可変的に振り分け、路面状況に応じて最適なトラクションをドライバーに提供する。ドライバーはまた、フロント/リヤ間の駆動力配分を初期設定の「4WD」モード、ほぼ後輪駆動に近い「4WD SPORT」モードから選択可能だ。


デザイン面では「M Competition」モデル専用のエクステリアが採用された。ダブル・バーを採用したブラックの「キドニー・グリル」、M専用デザインのミラー・キャップ、さらにM専用デザインのサイド・ギルが装備されている。また、Mモデルらしいサウンドを響かせる「Mスポーツ・エキゾースト・システム」が採用された。


インテリアでは「Mマルチ・ファンクション・シート」や、「M専用ステアリング・ホイール」「シフト・レバー」の他、最新のデジタル・パネルを採用した「BMWライブ・コックピット」やM専用コンテンツが表示される「ヘッドアップ・ディスプレイ」など、機能性も備えた装備を採用している。


その他、「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を含む運転支援システムが搭載された。


メーカー希望小売価格は右ハンドル仕様のSAV「X5 M Competition」が1,859万円で、右/左ハンドル仕様のSAC「X6 M Competition」が1,899万円。