A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場

昨年紹介した折り畳むとA3サイズになる電動バイクHIMO H1。上海のスタートアップHiMo Electric Technologyが開発したこの折り畳み超小型ビークルが、Indiegogoに登場しました。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
HIMO H1がIndiegogoに登場

折り畳み時のサイズは幅320x高さ455ミリ。A3サイズは横297x縦420ミリなので、実際にはHIMO H1はA3用紙よりは大きいのですが、それでも人が乗って移動できる電動バイクがコピー用紙と変わらないサイズというのは驚きです。


A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
乗り物なのに、コピー用紙サイズ!

A3サイズというのはなかなかにキャッチー。HIMO H1はバックパックに入れて持ち運べるのも売りの1つとしているのですが、実際にHIMO H1を入れるバックパックを探すときには、A3用紙が入るサイズを目安に探せます。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
「夕刊フジ」の束が入ればOKです

重さは14.5キロと、電動バイクとしては驚くほど軽量。女性でも片手で持って階段を上れます。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
持ちやすい構造とされています

走行時のサイズは長さ840x高さ955ミリ。ホイールベースが極端に短いので、安定性は期待できません。カーブを曲がるときには慎重なハンドリングが要求されます。最高速度は時速18キロなので、駅伝選手、マラソン選手と並走するには不向きです。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
足の速い人と競争すると、負けます

バッテリーは取り外して充電可能。フル充電で最大約30キロ走行できます。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場
バッテリー残量はメーターで確認できます

Indiegogoでの価格は本稿執筆時点では469ドル(約5万1,200円)+送料。中国の通販サイトでの販売価格と比較しても、それほど安いわけではありません。でも、Indiegogoで購入するメリットもあるので、そのあたりを天秤にかけてこちらを選ぶというのもありでしょう。

A3サイズの電動バイクHIMO H1 Indiegogoに登場

ただし、日本の公道を走行するのはかなり手間がかかりそう。保安部品を取り付けると、それだけでHIMO H1本体のサイズを上回ってしまいそうです。日本では、許可を得て大学キャンパスやオフィスで利用するか、乗らずに部屋に飾って楽しむのが良いのかもしれません。