スズキの大型二輪車 新型「V-STROM 1050」「V-STROM 1050XT」が4月24日に販売開始される。

スズキ新型「V-STROM 1050」
新型「V-STROM 1050」「V-STROM 1050XT」販売開始

「V-Strom 1000」は2014年に発売されたスポーツアドベンチャーツアラー。街中から高速道路、山岳路まで、長距離ツーリングでの様々な状況で快適に走行を楽しめるマシンだ。


今回発売される「V-STROM 1050」「V-STROM 1050XT」の開発コンセプトは「The Master of Adventure(冒険の達人)」。「どこまでも走りたい」「山岳路でも自由にマシンを扱いたい」というライダーの要求に応えてエンジン性能を向上させたほか、電子制御システムや装備の充実を図った。

スズキ新型「V-STROM 1050」
開発コンセプトは「The Master of Adventure(冒険の達人)」

搭載されるエンジンは最高出力106PS、最大トルク99Nmを発揮する1,036cc V型2気筒。電子制御スロットルの採用や吸排気タイミングの調整により、出力を6.8PSアップしている。

スズキ新型「V-STROM 1050」
最高出力106PS、最大トルク99Nmを発揮する1,036cc V型2気筒エンジン

また、出力特性を3つの中から選択可能な「SDMS」や、3段階から選択可能な「トラクションコントロール」など、様々な走行シーンに対応する電子制御システム「S.I.R.S」を新たに搭載し、長距離ツーリングに求められる使い勝手や利便性を向上させた。

スタイリングでは1988年に発売したスズキ初のアドベンチャーバイク「DR750S」をモチーフにしつつ、より現代風にアレンジ。スポーツアドベンチャーツアラーらしい力強いイメージを強調した。また、高さの調整が可能なウインドスクリーンに加え、頑強なスタイルを演出するテーパー形状のハンドルバーを標準装備している。

スズキ新型「V-STROM 1050」
高さ調整可能なウインドスクリーン、テーパー形状のハンドルバー装備

「V-STROM 1050XT」には、新採用の「クルーズコントロール」や「ヒルホールドコントロール」のほか、荷重や下り坂に応じてブレーキを制御する「ロードディペンデントコントロール」「スロープディペンデントコントロール」も搭載した。

車体色は「V-STROM 1050」では「グラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー」「グラススパークルブラック/ブリリアントホワイト」「グラススパークルブラック」の3色設定とされた。

スズキ新型「V-STROM 1050」
グラススパークルブラック/ブリリアントホワイト

「V-STROM 1050XT」では「チャンピオンイエローNo.2」「グラススパークルブラック」のほか、1988年のパリ・ダカール・ラリー出場マシン「DR-Z(ジータ)」を彷彿とさせる特別色「ヘリテージスペシャル(ブリリアントホワイト/グラスブレイズオレンジ)」が設定されている。

グラススパークルブラック/ブリリアントホワイト
特別色「ヘリテージスペシャル」

メーカー希望小売価格は「V-STROM 1050」が143万円で、「V-STROM 1050XT」が151万8,000円。