アプリリアは100馬力の660ccツインエンジンを搭載した「RS 660」を発表しました。ハンドリング性能に優れ、最適なパワーウェイトレシオを特徴としたライトウェイトミドルスポーツで、“最先端テクノロジーとスタイル”というアプリリアの価値観を守るバイクです。


スタイリングでは、アプリリアのスポーツバイク特有の「トリプルLEDヘッドライト」が採用され、「RS 660」であるとすぐに認識できるフロントフェイスとされました。



エアロダイナミック性能を高める「ダブルフェアリング」を採用。高速移動時の安定性を最適化しつつ、エンジンやラジエータから発生する熱風からライダーを守ります。


エキゾーストパイプはエンジン下に配置。パッセンジャー用のフットレスト位置の自由度を高め、快適性を向上させました。


エンジンは1万500rpmで最大出力100HPを発生し、1万1,500rpmまで高いパフォーマンスを維持します。最大トルクは8,500rpmで発生する67Nm。4,000rpmでも最大トルクの80％を発生します。


サスペンションでは、41mm径のKYB製アジャスタブル倒立フロンフォークが採用されました。制動系にはBrembo製のラジアルマウントキャリパーとラジアルマスターシリンダーで構成されるブレーキシステムが採用されています。


ライダーの安全性と快適性を高める電子システムを数多く搭載。ストリートでのライディングを安全で楽しいものとするために開発された以下の機能が採用されました。

・ ATC：アプリリア トラクションコントロール、繊細で高性能な介入ロジックを特徴とする調整可能なトラクションコントロール
・ AWC：アプリリア ウィリーコントロール、調整可能なウィリー制御システム
・ ACC：アプリリア クルーズコントロール、スロットル制御を使用することなく一定の速度を維持
・ AQS：アプリリア クイックシフト、スロットルを緩める、もしくはクラッチを使用することなく高速でシフトチェンジできる電子制御ギアボックスシステム
・ AEB：アプリリアエンジンブレーキ、減速時のエンジンブレーキを調整する制御システム
・ AEM：アプリリアエンジンマップ、エンジン出力の特性や供給方法を変更するための様々な形式のマッピング


また、走行時の快適性を向上させる5つのライディングモードを用意しています。このうち、ストリート向けには次の3つのライディングモードが用意されました。

・ Commute：街中でのライディング
・ Dynamic：ストリートでのスポーツライド
・ Individual：電子制御機能を完全にカスタマイズ可能

サーキット向けには以下の2つが用意されています。
・ Challenge：RS 660のポテンシャルを最大限に引き出すサーキットでのレースに最適なモード
・ Time Attack：より習熟したライダーが電子設定を完全にカスタマイズするためのシステム

カラーラインアップではベースをブラックとして赤を際立たせた「エイペックスブラック」のほか、バイクの世界では初となる「アシッドゴールド」が採用されました。その他、紫と赤の組み合わせで構成された「ラバレッド」も用意されています。


日本での価格や販売開始時期は後日発表される予定となっています。