JAXA は、大西卓哉宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)第48次/第49次長期滞在搭乗員に決定したと発表した。

大西宇宙飛行士は、今回の長期滞在が初めての宇宙飛行となる。2016年6月頃から約6か月間滞在することになり、打上げ・帰還ともにソユーズ宇宙船を利用。滞在中は、フライトエンジニアとして ISS の運用、宇宙環境を利用した科学実験などを担当する予定だという。

なお今後、ソユーズ宇宙船の搭乗および ISS の長期滞在に必要な訓練を12月から開始する予定とのこと。

大西卓哉宇宙飛行士
大西卓哉宇宙飛行士

●搭乗決定にあたっての抱負全文(大西卓哉宇宙飛行士)
 
この度、国際宇宙ステーション第48次/第49次長期滞在搭乗員に選ばれました。まずはこの場をお借りして、これまで公私にわたり応援・サポートして下さった方々、また日頃より JAXA の宇宙開発をご支援下さっている方々に厚く御礼申し上げます。

2009年に宇宙飛行士候補者として選抜され、2011 年の宇宙飛行士認定を経て現在に至るまで、常に ISS 長期滞在の実現を目標に努力して参りました。その目標へと続く道程の一つの大きな転換点を迎え、心より嬉しく思うと同時に、またこれから先の訓練に臨むにあたり気持ちを新たにした次第です。

ここ1年間ほどは ISS 運用の現場で仕事をする機会に恵まれ、得がたい経験となりました。また現在 ISS で長期滞在中の若田飛行士をはじめ、日本人宇宙飛行士の緒先輩方からも多くの示唆に富んだアドバイスを頂いて参りました。それらの経験を生かし、人類史上、最大の宇宙建造施設であり、実験プラットフォームである ISS を最大限に活用する為のミッションを遂行できるよう、今後も精進していきたいと思います。

来年3月に予定されている若田飛行士の ISS コマンダー就任は、これまでの日本人宇宙飛行士の活動、ひいては我が国の有人宇宙開発の一つの結実と言えるでしょう。「技術は人に宿る」という信念のもと、次代を担う者の一員として、自らの長期滞在の際には子供たちにより身近に宇宙を感じてもらえるよう、その魅力を様々な形で伝えていきたいと考えています。

引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。