そう遠くない将来、サイクリストやライダーは、前方と後方に小型ヘリを従えて走行することになるかもしれない。

プロダクトデザイン企業 frog design は、サイクリストやライダーの前後を飛行する小型ヘリ「Cyclodrone」の開発に取り組んでいる。Cyclodrone は道案内をするだけでなく、利用者を事故から守ってくれるものになるという。

サイクリストやライダーの前後を飛行する小型ヘリ「Cyclodrone」
サイクリストやライダーの前後を飛行する小型ヘリ「Cyclodrone」

Cyclodrone は、サイクリストやライダーのスマートフォンと連携。予め設定されたルートを飛行し、道案内をする。Cyclodrone には赤外線センサーが取り付けられており、このセンサーと Wi-Fi 電波強度の組み合わせによって、利用者との最適な距離を維持しながら飛行する。上部には視認性の高いビーコンが取り付けられているため、利用者が Cyclodrone を見失うことはない。

Cyclodrone の役割はこれだけではない。例えば、狭い道から広い通りに出るとき、前方を飛ぶ Cyclodrone は先に広い通りに出てビーコンを点滅させ、この後、自転車やバイクが狭い道から出てくることを周囲の人や自動車に知らせる。これにより、出会い頭の交通事故を減らせるという。

きついカーブを曲がるときなどは、後方を飛ぶ Cyclodrone が、後続の自動車のドライバーに、カーブの向こうに自転車またはバイクが走行していることを伝える。

Cyclodrone は小型 HD カメラを内蔵しており、常にビデオを撮影している。事故が発生した場合には、その原因の解析に撮影したビデオを利用可能だ。ビデオはまた、ツーリング・サイクリング風景を撮影して保存する目的にも利用できる。一般的に、自転車やバイクに搭載された車載カメラよりも、小型ヘリに搭載されたカメラで撮影された映像の方が、安定性の高いものとなる。

Cyclodrone の発売までにはまだ数年かかるという。最大の課題は小型ヘリの連続飛行可能時間が30分から60分程度である点。 frog design は現在、この課題に取り組んでいるそうだ。

frog design は40年近い歴史を持つ老舗のデザイン企業。初期型のソニーウォークマンのコンセプトデザインにも関わった経験を持っている。