
キックスケーター型の自転車「nbike」
nbike はキックスケーターのような形状の二輪車。足の力で駆動する機構を備え、前後輪にハンドブレーキを搭載することで自転車の要件を満たしており、公道走行に利用できる。短距離の移動を使用目的にすることで、タイヤ径を小さくしたり、装備を省いたりするなど、コンパクトな形状とした。折りたたみ機構を備え、折りたたみ時は A4 サイズ程度の面積に自立させて駐輪できる。そのため、電車やバスなどを利用しつつ使ったり、自動車のトランクに入れておいて必要な時に乗ったりといった活用が可能という。

折りたたんだ状態
試作2号機は、量産に向けた制作を目的とする取り組み。さらに、負荷に応じて変速比が自動変化する無段変速機を搭載し、その実証実験も行う予定。サイズなどは以下の通り。
・全長:978mm(走行形態)、898mm(折りたたみ形態)
・全幅:174mm(ハンドルバーおよびペダルを除く)
・全高::986mm(走行形態)、260mm(折りたたみ形態)
・ホイールベース:750mm
・重量:未定
nbike 開発プロジェクトの紹介ビデオ
なお nbike の開発には、冬季オリンピックなどのボブスレー競技に使われる国産ボブスレーの開発を目指す「下町ボブスレープロジェクト」が取り組んでいる。今回の施策では、大田区の若手経営者集団「おおたグループネットワーク」とも協業する予定。

下町ボブスレー
(この記事は、弊社姉妹サイト、インターネットコムに2014年2月14日に掲載された記事を一部編集したものです)