
GPM 主衛星
(出典:JAXA)
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GPM は、世界中の水不足や洪水といった問題の解決の糸口を見つけ出すデータを集めるため、淡水資源の源である降水状況を正確に把握することが目的。JAXA と NASA を中心に米国海洋大気庁(NOAA)、欧州、インド、中国などが協力し、今回 H-IIA で JAXA が打ち上げる GPM 主衛星と多数の副衛星群を使って地球全体の降水状況を3時間ごとに観測する計画だ。

主衛星と多数の副衛星を組み合わせて地球全体を観測
(出典:JAXA)
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GPM 主衛星には、JAXA と情報通信研究機構(NICT)が共同開発した DPR と、米国で開発されたマイクロ波放射計を搭載する。DPR の性能は高く、従来の衛星だと観測できなかった小雨から豪雨までの観測が可能で、「まるで雨雲をスキャンするように、雲の中にある雨滴や雪・氷粒子の大きさなどの詳細情報を得ること」ができるという。

GPM-DPR スペシャルサイト
(出典:JAXA)
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GPM 主衛星は NASA のゴダード宇宙飛行センターで組み立てられ、2013年11月27日に種子島宇宙センターへ運び込まれた。現在、打ち上げに向けての作業が予定通り行われている。

日本に到着した GPM 主衛星
(出典:NASA)
(出典:NASA)

JAXA で GPM 主衛星を検査
(出典:NASA)
(出典:NASA)

GPM 主衛星をロケットに搭載
(出典:NASA)
(出典:NASA)

打ち上げに使う H-IIA ロケット23号機の1段目
(出典:NASA)
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GPM/DPR プロジェクトマージャーの小嶋正弘氏
(出典:JAXA)
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