
Kingdom Customs Garage による改造車
改造車のベースになったのは、2008年製の日産サファリ(現地車名:パトロール)。同ガレージは、この自動車のドライバーズシートに取り付けられていた操作系をすべて後部座席に移設。バックシートに座りながらの運転を可能にした。

ハンドル、アクセル、ブレーキなどはすべて後部座席に移設されている
同ガレージの Ali 氏がこの改造を思い立ったのは、前席のドライバーが一所懸命に運転しているのに、後部座席で友人が楽しげに会話していることに苛立ちを感じたから。ドライバーも後部座席に移動できれば会話の輪に加われると考え、改造を決断したという。

フロントシートは計器などが何もない、がらんとした空間に
後部座席にはハンドル、ペダル、トランスミッションの他、計器盤やバックミラーなど、運転に必要なすべてが取り付けられており、後部座席からの操作を可能にしている。

後部座席から運転する Ali 氏
同車を撮影した動画では、後部座席に座ったドライバーがこの改造車を操り、ガレージ前の道路を走行する様子が撮影されている。同車の後部座席にはフィルムが貼られており、外から車内が見えないため、まるで無人車が走行しているかのように見える。
後部座席にハンドル、アクセル、ブレーキの取り付けられた日産サファリ