初めて自転車に乗ったとき、「これで日本中どこにでも行ける!」って思いませんでした?

そのときのワクワク感を思い出させてくれるのが、米国ボストン在住のアーチスト Kevin Cyr 氏による「Camper Bike」です。これは、自転車で牽引する1人用のキャンピングカー。これに乗れば、本当にどこにでも行けてしまいます。



「Camper Bike」は、生活に必要な最小限の装備を備えたキャンピングカー。自転車を漕いで好きな場所に移動し、疲れたらその場所で寝る。そんな、家ごと移動する感覚が味わえます。

「Camper Bike」内部には、生活に必要な最小限のものが装備されています
「Camper Bike」内部には、生活に必要な最小限のものが装備されています

 Kevin Cyr 氏が描いた「Camper Bike」のイメージ画  こんな雪山にも行けちゃいます  (注:あくまでも、イメージです)
Kevin Cyr 氏が描いた「Camper Bike」のイメージ画
こんな雪山にも行けちゃいます
(注:あくまでも、イメージです)

自転車が牽引するキャンピングカーは、他にも存在しています。でも、Kevin Cyr 氏によるキャンピングカーが他と違うのは、キャブオーバーらしきものが取り付けられていること。これが、キャンピングカーらしさを一層盛り上げています。

「Camper Bike」には、キャブオーバーらしきものが取り付けられています
「Camper Bike」には、キャブオーバーらしきものが取り付けられています

これがキャンピングカーのキャブオーバー  子どもはここのベッドで寝るのが好きですよね
これがキャンピングカーのキャブオーバー
子どもはここのベッドで寝るのが好きですよね

キャブオーバーとは、エンジン上部に覆いかぶさるように取り付けられたバンク部分。通常、ベッド(バンクベッド)として利用されます。「Camper Bike」のキャブオーバーは、そのサイズから考えて、ベッドとして利用するのは多分無理。でもこのデザインは、「自分がこのキャンピングカーのエンジンなんだ!」という気分を盛り上げてくれています。実用的な面では、雨よけにもなりそうですね。

雨よけだけでなく、日よけにもなりそうです
雨よけだけでなく、日よけにもなりそうです

Kevin Cyr 氏は自転車キャンピングカーがお気に入りのようで、他にも製作してます。次の写真は、「Home in the Weeds」プロジェクトの一環として製作されたもの。キャブオーバーはありませんが、より実用的に見えます。

Kevin Cyr 氏による別の自転車キャンピングカー
Kevin Cyr 氏による別の自転車キャンピングカー

こちらは内装図  ベッドはかなり狭め?
こちらは内装図
ベッドはかなり狭め?