ボルボは、空気で膨らむチャイルドシート「インフレータブル(空気注入式)チャイルドシート」を考案。そのコンセプトモデルを発表した。これまでのチャイルドシートでは使用することが難しかった状況下でも使用できるという。

空気で膨らむチャイルドシート「インフレータブル(空気注入式)チャイルドシート」
空気で膨らむチャイルドシート「インフレータブル(空気注入式)チャイルドシート」

ボルボ・モニタリング・アンド・コンセプト・センターのデザインマネージャーで、今回のシートの考案者でもあるローレンス・アベレ氏は、このチャイルドシート開発を思い立った理由を次のように説明している。

「海外で暮らしていたころ、子ども達はまだよちよち歩きで、私たちはどっしりとしたチャイルドシートを引きずるようにして空港の中を歩き、タクシーに乗せて移動していました。多くの親にとって、幼い子ども達と移動するのは大変です。少しでも両親の負担が軽減されれば、それは素晴らしいことです」

このチャイルドシートは持ち運びが簡単なだけでなく、タクシーやレンタカー、バスで移動する際にも使用できるように設計されているという。

シートには、静かで効率的なポンプシステムが搭載されており、シートが膨らむまでに40秒もかからない。また、折り畳みにも、チャイルドシートに内蔵されたポンプを使用。シート下に取り付けられたボタンを押すだけで、自動的に折り畳むことが可能だ。折り畳んだ後は、専用のバッグに入れて持ち運ぶことができる。

「インフレータブルチャイルドシート」利用時のイメージ
「インフレータブルチャイルドシート」利用時のイメージ

折り畳む際には、シート下部のボタンをプッシュ
折り畳む際には、シート下部のボタンをプッシュ

内蔵ポンプが稼働してシート内の空気を排出し
内蔵ポンプが稼働してシート内の空気を排出し

二つ折りに畳むことができる
二つ折りに畳むことができる

畳んだ後は、専用のバッグで持ち運び可能
畳んだ後は、専用のバッグで持ち運び可能

総重量は5キロ以下。これは、一般的なチャイルドシートの半分ほどの重さでしかない。また Bluetooth が搭載されており、リモコンでシートを膨らませる機能も持っている。

このインフレータブルチャイルドシートは後ろ向きに装着する。これは、子どもにとって一番安全なスタイルだという。アベレ氏は次のように説明する。

「本来ならば、(大人も含め)全員後ろ向きに座る方が良いのですが、現在の車の構造では、それは無理です。しかし幼い子ども達は後ろ向きに座らせることができますし、できるだけ大きくなるまでそうすることが必要です」