プジョーは1987年から1990年にかけ、ダカールラリーで4連覇を果たしている。プジョーチームがラリーに持ち込んだ「205ターボ16」は、本来は WRC 向けのマシン。他メーカーの車両に比べ、決してタフとはいえないものだった。だがチームは盤石のサポート体制で臨み、ゴールから翌日のスタートまでの間に「205ターボ16」のメンテナンスを完璧に実施することで優勝を勝ち取る。この手法は、他のメーカーにも大きな影響を与えたといわれている。
今回発表された「2008 DKR」は、プジョーがダカールラリーに25年ぶりに参戦するためのラリーカー。クロスオーバーカ―「プジョー 2008」をベースとしている。プジョーブランド CEO のマキシム・ピカ氏は、「プジョーは『2008 DKR』でダカールラリー優勝を目指す」と語っている。
「2008 DKR」の詳細は、4月20日の北京モーターショーで発表される予定。