
同サイトが選んだ、サイクリストに優しい世界の都市ベスト20は、次の通りだった。
1位 アムステルダム(オランダ)
2位 コペンハーゲン(デンマーク)
3位 ユトレヒト(オランダ)
4位 セビリア(スペイン)
4位 ボルドー(フランス)
6位 ナント(フランス)
6位 アントワープ(ベルギー)
8位 アイントホーフェン(オランダ)
9位 マルメ(スウェーデン)
10位 ベルリン(ドイツ)
11位 ダブリン(アイルランド)
12位 東京(日本)
13位 ミュンヘン(ドイツ)
13位 モントリオール(カナダ)
15位 名古屋(日本)
16位 リオデジャネイロ(ブラジル)
17位 バルセロナ(スペイン)
17位 ブダペスト(ハンガリー)
17位 パリ(フランス)
20位 ハンブルク(ドイツ)
同サイトによれば、日本は世界第3位の自転車大国であり、人口の15%が自転車を利用しているという。自動車生産台数の多い国でありながら、自転車の利用台数も多い点は、海外から見れば興味深いそうだ。
15位に選ばれた名古屋は、自転車用レーンの設置が進んでいる点が高く評価された。名古屋の自転車用レーンは、コペンハーゲンをモデルにしているという。どのような国でも自転車交通の整備には模範となる都市が必要だが、名古屋はそのような役割を十分に果たせると、同サイトは評価している。

駅周辺の自転車駐輪場に関しても、革新的で興味深いものが多いと評価された。また、公共の交通機関と自転車をうまく活用して移動する人の多さも、世界的に見れば驚くべきものであるという。
東京がより上位にランキングされなかった理由は、道路インフラの古さ。狭い歩道で、歩行者と自転車が共存していることが多く、これが危険だと見なされた。

同サイトは東京の自転車交通の状況について、「東京から学べることは実に多いが、東京が他の都市から学ぶべきことも多い」とまとめている。