
「bicymple(バイシンプル)」は部品点数を減らし、極限まで“シンプル”に仕上げた自転車。後輪に直接ペダルを取り付けることでチェーンなどの可動部分を減少させ、自転車から複雑さを削減しています。後輪にペダルを直付けしたことは、ホイールベースの短縮、車体の軽量化、メンテナンスの簡易化にも貢献しているのだとか。

ホイールベースが短くなっています
「bicymple」のもう1つの特長は、「フリーホイール」モードを備えたバージョンが用意されていること。これは、通常は車体にがっちり固定されている後輪を自由に動かせるようにするモード。“一輪車に前輪とハンドルを取り付けた”ような状態と言えばイメージしやすいかもしれません。


「フリーホイール」モードでは、通常の自転車では不可能な、狭い道路での U ターンが可能になります。このモードに慣れてくれば、横方向に走行する「Crab-Riding(カニ走り)」もできるようになるのだとか。



価格は後輪が固定されたもっともシンプルなモデルが800ドル。「フリーホイール」モードが搭載されたモデルが1,100ドル。変速機付きの「2スピード」モデルが2,700ドルです。なお、「2スピード」モデルには、「フリーホイール」モードは搭載されていません。
