アルピコ交通は、松本駅(長野県松本市)と新宿駅(東京都新宿区)を結ぶ高速乗合バス「松本-新宿線」で、世界的に有名な前衛芸術家である草間彌生さんがデザインしたバス「草間号 幻の華」1台の運行を開始した。草間号の運行は、1日24往復ある松本-新宿線のうち、1日1往復だけ。

草間彌生さんの世界に浸れる  草間号 幻の華
草間彌生さんの世界に浸れる
草間号 幻の華

草間彌生さんは、水玉がモチーフのデザインで知られているアーティスト。長野県松本市の出身であることから、松本市美術館には作品の常設展示室が設けられているほか、同美術館の玄関脇には巨大な作品「幻の華」が展示されている。


松本市美術館に展示されている幻の華  (出典:Google)
松本市美術館に展示されている幻の華
(出典:Google)

アルピコ交通は、この幻の華と、草間彌生さんの作品から切っても切り離せない水玉、そして網目模様をバスの外装に施した。ただし、車内はいたって普通の内装である。

内装はいたって普通
内装はいたって普通

草間号 幻の華の運行は1日1往復。運行時刻は基本的に決まっており、松本バスターミナル発が7時50分と8時20分の交互、新宿駅西口発が16時50分と17時20分の交互となる。税込み運賃は、片道が3,500円、往復が6,100円。

草間号 幻の華の運行は松本-新宿間で1日1往復
草間号 幻の華の運行は松本-新宿間で1日1往復